前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

農村労組集会であいさつ。消費税増税問題での勝負はついてきた。

2010年07月01日 | Weblog
昨日は、農村労組の集会であいさつさせていただきました。開会15分ぐらい前についたら、集まっている20名ぐらいの組合員さんたちからいろいろ質問が。「福井で土建業者がつぎつぎつぶれているが対策は」「全国的にダム見直しがされているが、混乱した地元のみなさんへの補償はどうするのか」「こども手当てはばらまきではないか。なぜこんな政策がでてきたのか」「消費税増税は、収入が増えない者にはきつい。財政が大変なのか」などなど。
あいさつ前から汗だくです。なめらかになったところでご挨拶。民主党の消費税増税は財界減税の穴うめです、と批判し、日本共産党の見解を紹介しました。

   夕方は、地元でお世話になった95歳の奥山さんのお通夜に。喪主の長男氏が「努力、忍耐の父でした」と紹介すると、近所のみなさんからもすすり泣きが。
つい、先日までお元気でしたので、突然のお別れが信じられません。ご冥福をお祈りいたします。
  

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NHK・・・・低所得者 消費税分全額還付も 6月30日

菅総理大臣は、山形市での街頭演説で、消費税率を引き上げた場合、低所得者への負担軽減策として、年収400万円以下の世帯については、かかった消費税額分を全額還付することも検討したいという考えを示しました。

菅総理大臣は、カナダで開かれたサミットから帰国後、30日から参議院選挙の全国遊説を再開しました。山形市で行った街頭演説で、菅総理大臣は「消費税のことを言ったら選挙で負けると多くの人が言うが、ギリシャの事実を見ればわかるように、財政破たんを来した国では弱い人が切られる。それを避けるためにも、何とか強い財政を作らなければならない」と述べ、消費税率の引き上げについて超党派の協議を呼びかけたことに理解を求めました。

そのうえで、菅総理大臣は「所得の低い人に負担はかけない。例えば年収300万、400万以下の人には、かかる税金分だけ全部還付するという方式、あるいは食料品などの税率を低い形にすることで、普通に生活している人には過大にかからないようにする。そういう仕組みを含めて、自民党とも、場合によっては公明党や、新しくできた党とも話し合いたい」と述べ、低所得者への負担軽減策として、年収400万円以下の世帯については、かかった消費税額分を全額還付することも検討したいという考えを示しました。・・・・・・・・・・


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「いい加減なことを言うな」といいたい。低所得者の消費税を全額還付すれば、当初の予定より税収減になる。そうすれば、さらに税率をあげなくてはいけなくなる。中小業者には大打撃だ。年収400万以下の世帯というと、年金世帯、単身世帯、学生の一人ぐらし、ワーキングプアの労働者世帯など、「捕捉」に膨大な手間ひまがかかる。仕組みづくりは相当混乱するだろう。「抜け穴」もいくらでもできるだろう。消費税増税反対の声・・・支持率低下にビビッて、思いつきで発言したともうけとれる内容だ。

こんなしょうもない展開をするくらいなら、「税収確保は大企業のもうけに適正に課税します」とやったほうが、支持率はうなぎのぼりでないか。どこかの社長の年俸が8億数千万円と知った国民は、「大企業の内部留保」を実感した。


  消費税増税問題での勝負はついてきた。幹事長は語らず。総理はブレまくり。

勝負をきっぱりつけるには、ここは、財界に正面からモノがいえる日本共産党の出番のようだ。