前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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「福井豪雨から6年~思い出してみよう水害の状況」

2010年07月18日 | Weblog
     福井新聞・・・・・福井豪雨の被害再認識を 福井大が映像など交え講座 (2010年7月18日)


      18日で発生から6年を迎える福井豪雨の被害を再認識する福井大の公開講座「福井豪雨から6年~思い出してみよう水害の状況」が17日、福井市の同大文京キャンパスで開かれた。発生時の映像や写真、降水量などのデータを交えて被害の甚大さがあらためて紹介され、来場者約50人が防災意識を高めた。

 同大地域環境研究教育センターの教授ら4人が、それぞれ専門分野の立場から福井豪雨の特徴を説明。大学院工学研究科の福原輝幸教授は、住民らが撮影した動画や写真を集めた「福井豪雨映像アーカイブス」のダイジェストを披露した。

 教育地域科学部の山本博文教授は、福井市街地での浸水被害について紹介した。足羽川左岸の破堤部分は、福井地震後の復旧で盛り土された部分が流失したとの見方を示し、「福井平野は度重なる洪水で土砂がたまってできた。平野に住むには洪水と常に付き合っていかなければならない」と指摘。「洪水を百パーセント防ぐことは無理であり、被害を最小限にとどめる工夫が必要」と結論づけた。

 大学院工学研究科の小嶋啓介教授、服部勇名誉教授も足羽川沿いの家屋や道路などへ被害状況を報告。国土交通省と県からは治水対策や災害ボランティア活動の現状などについて説明があった。



                 ★

     貴重な活動、大事な活動だと思います。多くの市民のみなさんに観て頂きたいと思います。騒然としたなかでの調査、救援活動を思い出します。各地の日本共産党や市民団体、労働組合などからのボランティアの受け入れ・被災地派遣で毎晩のように県庁の対策本部と連絡を取り合っていました。
   わたしも機会をつくってぜひ観にいきます。

   さて、記事にもあるように、足羽川の堤防破堤は、堤防強化策を講じていれば防げた可能性が大きいでしょう。まあ、この点だけを取り上げて議論しても難しいですが。

また、水害を100パーセント防ぐことは無理、という「思想」を市民に普及することが必要です。そうすれば、「ダムさえつくれば安全だ」という根拠のない議論にごまかされないと思います。事実、仮に旧美山町での足羽川ダムが建設されていても、福井豪雨時の災害は防げなかったのですから・・・・。

取材した赤旗記者の話では、国の担当者もダム推進の説明ではなかった、といっていました。冷静な議論ができる土台がうまれてきたのであれば、歓迎したいと思います。