前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

足利事件・菅家さんの叫び

2010年07月26日 | Weblog
    県民福井・・・菅家さん来福 冤罪の叫び 足利事件を振り返る
              2010年7月25日


     足利事件の再審で無罪を言い渡された栃木県足利市の菅家利和さん(63)が、冤罪(えんざい)をなくそうと福井市の県教育センターで二十四日に開かれた講演会に出席した。担当弁護士とともに事件を振り返った菅家さんは、県内でも再審に向けた運動が起きている女子中学生殺人事件の活動報告に耳を傾けた。 (小柳保志)

 冤罪の撲滅を目指して活動している日本国民救援会福井支部が主催。菅家さんの再審弁護団の一人、町田伸一弁護士が「冤罪がなぜなくならないのか」と題して壇上に立ち、無罪判決に至るまでの経緯を説明した。約六十人が参加した。

 町田弁護士は、菅家さん有罪の決め手とされたDNA鑑定と自白について、DNA鑑定は八百人に一人を特定できる低精度で、自白内容は幼女の首についた傷と一致しないなど、信用性に欠けていたと指摘。捜査機関は合理的な疑いを無視し、菅家さんを犯人と決めつけたと糾弾した。

 一方、町田弁護士から当時の取り調べ状況などについて質問された菅家さんは「被害者の女の子の写真を見せられ、手を合わせたら『やはりお前が犯人だ』と言われた」とつらい記憶を語り、「取り調べの全面可視化をしないと冤罪はなくならない」と訴えた。

 県内では一九八六(昭和六十一)年に福井市で起きた女子中学生殺害事件で、懲役七年の有罪判決を受けた前川彰司さん(45)に対しても冤罪被害者だとして再審を求める活動が起きている。講演会では、二十八日に名古屋高裁金沢支部で裁判所、検察官、弁護士による進行協議が開かれることなども報告された。



             ★

     弁護士が菅家さんにインタビューする形式で菅家さんが話された。いきなり家にあがりこんで、暴力をふるい犯行を認めさせようとした警察、「3件の幼女殺人事件のうち、ひとつぐらいはやっただろう」と捜査当局ばりに菅家さんを追い込んだ弁護士、聞けばきくほど一人の人生をふみにじった「冤罪」事件の「つくられ方」に身震いする。菅家さんは、「取り調べの全面可視化をしないと冤罪はなくならない」とぴしゃりと述べた。菅家さんの叫びを聞いた。

    結局、真犯人は捕まらず、遺族の悲しみは深くなるばかりだ。警察、検察、そして菅家さんの場合は弁護人の責任が重い。