前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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西川福井県知事の「カード」効果は?

2010年12月17日 | Weblog
FBC・・・・・北陸新幹線の県内延伸へ西川知事が“原発カード”
        (2010年12月16日)

もんじゅの安全確保と地域振興策について話し合う知事と2人の大臣の3者協議が開かれ、知事は新幹線の敦賀延伸について「約束が実行されない場合、国のエネルギー政策への今後の対応を考えざるを得ない」と国に強く迫りました。

西川知事ともんじゅを所管する高木文科相、それに安全規制を受け持つ大畠経産相の3者で開く協議会はけさ都内で約25分間開かれました。

この中で西川知事は「今日までの国の対応は、様々な原子力課題が山積する厳しい状況の中でもんじゅ再開を認めた県民の期待を大きく裏切るもの」と北陸新幹線の敦賀までの認可・着工が先送りされている現状を強く批判した上で「約束が実行されない場合、国のエネルギー政策への今後の対応のあり方を考えざるを得ない」とこれまでより踏み込んだ発言で来年度の予算編成での認可を迫りました。

これに対し高木文部科学大臣は「地元の思いを改めて政府全体として重く受け止める」とこれまでの政府の姿勢を繰り返すに留まりました。

このあとの記者会見で西川知事は「約束事として地方は守っている訳だから、政府・国も約束を果たさないといけない。約束が守られないようなことがあれば様々なことが起こるだろう」と強調し、具体的な内容については「年末に新幹線が認可着工されることを期待している訳ですから今はそういうことを言う局面ではない」と話しました。

未着工路線3線の優先順位や財源問題などの難題を抱える中、もんじゅを「切り札」に北陸新幹線の県内延伸を迫った今回の協議。しかし手応えはつかめないまま、来週末に政府予算案の発表を迎えます。・・・・・・・



    いよいよ知事は知事選を前に「原発カード」を大きくきった。
しかし、これには大きな問題がある。それは、「国策協力」ということで、福井県をさらに危険な原発基地にしかねない問題を封印しかねないということだ。
また、新幹線がこなくても、知事の立場で「もんじゅは永久停止」と言えるわけではないジレンマがある。国はこのぐらいのことは見透かしているだろう。

いよいよこの問題の「解」を導くには日本共産党の出番、と痛感するなあ。


           ★

 
 昨日は、福井市役所の部長をつとめられた小川武義さんの葬儀に参列しました。お話では部長をされていたのは大武市長の頃だといますから、私がちょうど市役所6階の広域圏で仕事をしていた時期だったのだと思います。
   ご近所で落選後もあたたかく励ましていただきました。2週間ほど前に伺って、来春のご協力をお願いしたところでしたので急逝が信じられませんでした。
   葬儀では、親族のみなさんが小川さんが生前愛飲されていたワインで棺をかこんで献杯しておられました。
   素敵なお人柄を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします。