前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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共産党後援会の学習交流。歌丸師匠らの「いこさ寄席」、TPPの「食物連鎖」問題

2013年03月21日 | Weblog
  昨日は、議会だよりの作成作業、共産党後援会の学習交流会、福井芸術文化フォーラムの「いこさ寄席」、生活相談などなどでした。

  後援会の学習会では北信越地域から長野県の事務局の田村さんに来ていただいてお話をお聞きしました。

 「いこさ寄席」は、桂歌丸、三遊亭兼好、林家染雀、桂吉坊、春風亭一之輔、三遊亭小円歌(三味線漫談)と東西の豪華な顔ぶれでした。行事のかけもちで途中入場で半分ぐらいでしたが、楽しみました!それにしても、歌丸師匠は声といい、所作といい、つややかですねえ。


 TPP問題では、国会議員団の論戦を支える小倉さんの講演をお聞きしましたが、ほんとに知れば知るほどひどい内容です。

 赤旗記事にあるように北海道は大打撃で、知事をはじめ行政、農業団体、北海道電力はじめ経済団体も反対の声をあげています。

 しかし、北海道でバターやチーズなどの生産ができなくなれば、外国から入ってくるというだけではなく、北海道は加工用に使っていた牛乳を本州に売り込むことになり、本州の牛乳生産はつぶれることになっていく。当然、赤ちゃんの粉ミルクも輸入品に置き換わる。さらに、ふだんスーパーなどで買っている安い国産の牛肉は乳牛の肉であり、これが外国産に置き換わる・・・・・。「食物連鎖」という言葉がありますが、TPPでは安心できる国産品の連鎖が断ち切られることになるのですね。

 TPP反対、農業関係者だけでなく、消費者全員の問題です。がんばりましょう。


■赤旗・・・農家半減・雇用11万人減    TPP試算 北海道1.6兆円損失

  北海道は19日、環太平洋連携協定(TPP)に参加した場合の北海道経済に及ぼす影響をまとめ、1兆6千億円以上の損失を与えるとする試算を発表しました。

2010年の試算では2兆1000億円以上の影響がでると試算されていましたが、今回は政府の新試算と計算方法をそろえ、影響額を再試算したもの。前回の試算では、全世界を対象に関税撤廃になった場合の7品目の影響を試算していましたが、今回はTPP交渉参加11カ国を対象に関税を撤廃した場合の12品目(米、小麦、乳製品、牛肉など)の影響を試算しています。

 主に08年度の道内農業産出額をもとに試算した農業産出額は4931億円減少し、壊滅的な打撃を受けることになります。

 精米、小麦粉製造業、乳業など関連産業での損失額は3532億円にのぼります。
 地域経済の損失額は7383億円と試算しています。
 全農家戸数約4万戸のうち2万3千戸が減少することになります。
 雇用問題は現在でも深刻な状況の中、11万2千人の雇用が失われる見込みです。

 漁業生産の影響試算も農業同様に行われ、アジなど北海道で漁獲されない品目を除き、8品目で446億円の生産額減少、木材製品出荷額は33億円の減少となります。