前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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私が議会で再三要求してきた財政収支見通しが出されました。

2013年03月03日 | Weblog
  昨日は、地域でお世話になった方の葬儀、共産党の会議、政策問題などでの打ち合わせがつづき、夜になり、ようやく議会質問準備を開始しました。
火曜日が質問のために、日曜日に質問内容を知らせてほしい、と県庁の担当者から云われています。以前は「日曜日に県職員を仕事させることには反対だ」などと「抵抗」していましたが、「ほかの議員の質問があるので関係者は出勤しています。佐藤議員の質問通告が遅いと月曜日に知事にだす答弁案をつくることができないので職員が困ります」・・・・ということで、がんばっています。
短時間でうまくまとまるかなあ~。

  私が議会で再三要求してきた財政収支見通しが出されました。一歩前進でしょう。
せっかく苦労してだしていただいたのですから、きちんと検証したいところです。
 しかし、国も地方も財政難で福祉削減、行政改革を呼号しながら、新幹線やダムなどはきっちりやろうというのですから、心根がおかしいと思いますね。
 それがまた、新たな困難を財政的にも、生活面でも県民にもたらすことになるのです。

 以下、報道・・・・

■県民福井・・・19年度以降一時赤字 県長期財政収支
大型事業集中 基金でカバー

 県は一日、二〇一四~二八年度の長期財政収支見通しを発表した。北陸新幹線などの大型事業が続く影響で、一九年度以降には単年度収支が一時赤字状態となるものの、自治体の貯金にあたる基金を取り崩すことで対応、財政破綻には至らないとした。 (桂知之)

 歳出は、一三年度の四千七百七十一億円から、北陸新幹線の建設負担金などによって一八年度に五千億円を突破、一九~二三年度までは単年度平均五千百億円代にまで膨らみ、そこから少しずつ減少すると見通した。

 一方の歳入は、一三年度の四千六百四十三億円から、今後の消費税増税による税収と地方交付税のアップが見込めるため、歳出に近いカーブを描けそうと予想。県税収入の毎年度伸び率は「0・5%」または「0・0%」と見込んだ。

 ただ、一九年度以降には、大型事業の集中によって歳出が歳入を上回る年も出てくる。対策を講じない場合の単年度赤字は、二五年度の約八十億円がピークになりそう。

 このため県では、一五年度から基金を積み増していき、一九年度以降に取り崩して単年度の黒字を維持する方針だ。二六年度ごろには、借金に当たる県債の償還が進むなどして収支不足は縮小、二八年度には基金の繰り入れをしなくても黒字に転じる、とシミュレーションした。・・・・・・

 二八年度の県債残高は五千五百億円と、一三年度の五千六百億円を下回る見込み。二八年度の基金残高は、県税収入の毎年度の伸び率で異なるとし、伸び率「0・5%」の場合は百三十五億円、「0・0%」なら十五億円まで減退するとした。県財務企画課では「一層の行財政改革が必要」と気を引き締めている。