前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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チャレンジ教室を視察しました。福井県医師会、大中会長とTPP問題で懇談。フェルメール展

2013年03月23日 | Weblog
  昨日は、視察調査や、打ち合わせ、懇談、原発行動などでした。

  視察調査は福井市のチャレンジ教室をたずねました。
「学校に行けないでいる子ども達の学びの場、心の居場所」として開設されて、20年以上になります。

室長先生からご説明をお聞きし、施設を見学しました。
小学3年~中学3年までの24人が在籍され、10人ぐらいが登校してくる。職員は4人で、全員非常勤。
だいたい、3割程度の子が改善して、学校へ戻っていく。
そのために、年3回の学校へもどるチャレンジ期間、をもうけている。・・・などとお聞きしました。

 もう終了式後、ということで私がたずねた時は4、5人の生徒がおられ、先生方も、生徒への対応、電話相談などに取り組んでいました。
 いろいろ活動も多彩に展開されています。

 ベテランの先生とも最後にお話しすることができました。チャレンジ教室をつうじて、子ども、家庭が変わっていくことに喜びを感じて、一生懸命に取り組んでおられることも痛感しました。

 ただ、お話しのなかで驚いたのは、室長ふくめ4人の先生全員がこの3月で退職されてしまうことです。
個人の事情とともに、教育委員会の指導ということらしいのですが、普通の学校でも全員の教員が入れ替わるなんてことはないでしょうし、とくに、心の信頼関係が必要なこども達があつまっているところで教員全員が入れ替わるというのは、子どもと親にとっては大変な心配ではないでしょうか。胸が痛みます。


  懇談は、福井県医師会の大中正光会長とTPP問題でお話ししました。山田かずお参院候補、金元書記長とともに私も参加しました。
 大中会長は「薬の特許は日本は30年だが、アメリカは永久化している。そのルールになれば、後発医薬品はできなくなる」と、医療費高騰の危険があることを指摘しました。また、「医療は成長産業ではない。特区をつくり、混合診療するなどは許されない。国民が安心してうけられる皆保険は日本の財産だ。FTAでもアメリカとカナダ。韓国がむすんでいるが裁判沙汰もおこっておこっている」「政治家の人は、このような問題を理解したうえで交渉にのぞむべきだ」などと語りました。
  農業分野だけでなく、国民生活のさまざまなな分野に巨大な影響、マイナスの影響を命と医療の分野にも及ぼしかねないTPPです。

  昨日の昼休みはひさしぶりに駅前を散策しました。
西武では、フェルメール展をやっており、けっこうな賑わいでした。絵にこめられた解説などもなかなかおもしろかったです。また、商店街では城址の発掘内容の報告展示がおこなわれていました。掘り出された、井戸の「木材」が腐っておらず墨書のあともみずみずしいのは驚きました。
こういう展示をみると、いかに福井県や福井市が歴史を尊重しない開発をすすめてきたか、ということもわかります。

  夜は、県庁・関電前での原発ゼロアクション。はじめて参加するという若い方々もおられて、毎週発信をつづけていることが、新しい参加者をうみだしていることも感じました。来週金曜日もおこなわれます。ぜひ、多くのみなさんのご参加を!
  共産党からも私のほか、西村きみこ市議、敦賀の山本きよこ市議が参加しました。