前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県議会予算特別委員会で新幹線、原子力、医療費無料化について質疑

2014年10月01日 | 福井県政
  昨日は県議会の予算特別委員会で質疑をおこないました。夜は9条の会会合などでした。
福井県議会ホームページから録画でみることができます。

私が質問した要旨はつぎのような内容です。

一、新幹線と北陸線第三セクター

■いま、まちを歩けば、アベノミクス効果などまったく感じない。
 消費税増税と物価高、年金削減で、庶民からは政治にたいする怨嗟の声。「1食減らしている」「次の年金支給日までもたない」「年金減らされて、負担が増えるのは辛い」
 東村部長は本会議で私に新幹線計画への理解を求められましたが、新幹線建設と北陸線の第三セクター化には県民の過半数が反対しており、民主主義を大事にしたい私としては現状では賛成するわけにはいきません。
おおよそ、新幹線建設と北陸本線の第三セクター化で福井県の負担はそれぞれいくらと見込んでいるのか。


■私は、一般質問でFGTができるまでの間、金沢―大阪・名古屋間のサンダーバード、しらさぎ号の存続を求めた。
そこでたずねるが、現在、福井駅から、大阪方面サンダーバートに乗車する客で、その乗客の降車駅の割合は、旅客流動調査などではどうなっているのか。また、大阪駅から金沢方面サンダーバードに乗車する客の降車駅の割合はどうなっているのか。
 石川県は県民調査をおこなう。福井県も、県政の重要問題で県民の声とニーズを把握する調査をおこなうべきではないか。


■来春の新幹線金沢開業で、金沢―福井間の特急が3本できる。福井県としての活用策、運行時間帯(決まってなければ、要望している時間帯)などをたずねる。


 いっそう金沢へ吸い取られる懸念はないか。ダイヤ改正で普通列車の削減につながりかねない懸念はないのか。


二、 原子力
■原発の稼働で発生する使用済み核燃料や再処理後の高レベル放射性廃棄物に関して、日本学術会議は、再稼働を判断する際、新たに発生する高レベル放射性廃棄物を暫定的に保管する施設を電力会社の責任で確保することを必要条件にすべきだとする報告書をまとめた。このことについて知事の見解を問う。



■新規制基準。知事は、欧米に比べて、原発の工学的安全システムの基準が、日本は劣っていることを認めるのか、認めないのか。

 規制委員会の審査が終われば、県の安全専門委員会の審査がおこなわれることになる。中川委員長は雑誌で、大飯原発再稼働を認めない福井地裁判決について、「中身がない」などと厳しく批判している。国民の共感をよんでいる福井地裁判決を公の雑誌で批判する方が審査の責任者というのは不適切ではないか。


■防災。先の原子力防災訓練とそのシュミレーションによれば、福島原発事故級の事故が高浜原発でおこった場合に、避難計画の実行によって、住民総数のうち、何パーセントを避難先まで避難させることができるとなるのか。また、何パーセントの住民を被曝することなく避難させることができるのか。おおよその推計値を問う。

 訓練の評価とまとめの文書はいつ発表するのか。


三、 福祉
■ こども医療費無料化。現在の償還払いで市町が外部機関に支払っている事務的経費の総額はいくらか。これが現物給付・窓口無料化になれば、おおよそいくらぐらいになるのか、たずねる。
  多くの県が現物給付にふみだしているが、たとえば、群馬県は県としておこなっている現物支給制度を群馬県自身どう評価していると認識しているか。たずねる。あわせて福井県として群馬県の事例をどう評価するか、またはしないのか、たずねる。