前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

原発反対県民会議、新日本婦人の会の福井県要請行動に同席しました

2014年10月30日 | 福井県政
  今朝の新聞には、民主党は西川知事が知事選出馬なら応援する、との記事が。自民と民主で西川知事への知事選をめぐり対応がわかれています。
 民主党の野田政権の時に、国民の猛反対のなか、玄海が再稼働できなくなった後、大飯原発再稼働を強力にすすめたのが西川知事です。ある意味では、民主党政権のエネルギー政策をささえた「大恩人」ということでしょう。
 しかし、民主党・野田政権の原発推進は国民のつよい抗議をうけて、民主党政権の終わりにもつながっていったのです。


  さて、昨日は、朝の街頭宣伝は共産党事務所前で。宿直だった藤岡地区委員長もいっしょに手ふりで参加していただきました。ありがとうございます。
 消費税増税で社会保障大改悪の問題、中小企業いじめの外形標準課税問題などを訴えました。激励ありがとうございます!




 午前中は、原発反対県民会議代表の中嶌哲演さんたちとともに、県が高浜原発事故を想定しておこなった原子力防災訓練の問題点について申し入れをおこないました。
 関西の市民団体のみなさんも参加されていました。そのみなさんからの情報提供で驚いたのは、「関西電力との交渉で、事故想定は早いメルトダウンではなく、7時間後の想定にしたのは福井県からの要請だ、と関電側は述べた」「アンケート調査をおこなったら、避難先である兵庫県の22市町は原発事故時の福井県民避難先で使用されることをほとんど知らない」ということです。
 交渉のやりとりを聞いていましたが、やはり再稼働はだめだ、と痛感するばかりでした。


 午後は、新日本婦人の会のみなさんが、教育問題や原発、福祉・暮らし・交通・雇用などの問題で福井県への要望交渉。私も同席しました。
 3時間以上にわたる交渉になりましたが、日頃の活動のなかでつかんだ切実な声を各分野で県にせまって、迫力がありました。こういう女性の声と運動が福井をよくしてきたし、これからよくしていくと感じました。
 お疲れ様でした!


 以下、報道です。
■NHK・・・・原発防災訓練の問題点を申入れ

  今年8月、県の原子力防災訓練が行われたことを受けて、29日、原発に反対する市民グループなどが県庁を訪れ、訓練の問題点を申し入れました。
  申し入れを行ったのは「原子力発電に反対する福井県民会議」のメンバーなど、16人です。
この中で、住民グループのメンバーは、今年8月、関西電力・高浜原子力発電所の深刻な事故を想定して行われた防災訓練について、「事故の想定そのものが甘く、参加した住民が少なかったにも関わらず、事故や放射線の状況、住民のとるべき行動についての情報伝達が十分ではなかった」などと指摘しました。
その上で「いまの避難計画では、再稼働した後に事故が起きた場合、住民の安全を守れない」として、訓練で明らかになった問題点を改善するよう求めました。

  これに対して、県危機対策・防災課の坪川利隆課長は「今回の訓練は、新たに策定した避難計画の手順を1つ1つ確認することを目的としたもので、今後、個別の課題を1つ1つ検証し、よりよい避難計画に反映させていきたい」と答えていました。
原子力発電に反対する福井県民会議の中嶌哲演代表幹事は「避難計画の検証が十分に行われないまま、高浜原発の再稼働に向けた手続きが進むことは断じて許すことができない」と話していました。

10月29日 21時05分