前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

前福井県議会議員・さとう正雄の活動日誌。ご意見・情報は smmasao.sato@gmail.com までお願いします。

「奇跡の泥炭地 中池見湿地」

2009年07月16日 | Weblog
   ゆきのした文化協会が発行している機関誌「ゆきのした」。以前は、冊子だったが最近は8ページぐらいになり少しさみしい。しかし、関係者の努力によって発行され続けていることはつぎの「冊子復活」を準備するものとして期待したい。
   私が「ゆきのした文化協会」をはじめて知ったのは、大学時代に帰省した時のこと。当時、福井駅前にあった「ひまわり書店」で、たしか「父と子の原発ノート」とかいう題名の本と出会ったこと。さっそく買い、「へー福井にもこんな凄い本をだす出版社があるんだ」と感動した。

   ほどなく、就職活動の時期を迎え、企業訪問を繰り返している友人たちから「佐藤、どうするんや」と何度となく聞かれた。
  思い切ってダイヤルを回し、「あのー、来年は大卒の採用はありますか」と電話に出た男の人にたずねた。男の人は、「ありませんね」と答えたと思う。電話先が「ゆきのした文化協会」であった。がっくりきた。私の就活第一発は失敗に終わった・・・・。

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  今年の6月発行の通巻413号に書評がある。荒川勝巳さんが「クモクモ仙人の一冊」として、故・斎藤眞一郎著「奇跡の泥炭地 中池見湿地」を紹介している。
  私もさっそく一読。「中池見はいかに救われたか」「泥炭地湿地と現代」の大きく2章にわかれているが、専門家による専門書ではないこともあり素人にも読みやすく、また運動に参加してきた迫力がある。

  福井県敦賀市の中池見湿地に大阪ガスによるLNGガスタンク計画が発表された1992年、わたしは共産党の嶺南地区委員長だった。共産党敦賀市議団とともに、「沼田へのガスタンク建設、パイプラインでの長距離ガス輸送、活断層のある地域でこれは無謀な計画だ」と話し合ったのを思い出す。
     その後、私は敦賀を離れたが、敦賀市民のみなさんの運動と、福井大学はじめ全国の専門家の力との共同で、大阪ガスの計画は中止に追い込まれた。

     貴重な湿地を守る運動は、オクスフォード大学出版局刊行の教科書「泥炭地の生物学」にも引用・紹介されるなど、世界的に有名になっていることも紹介されている。
     また、カナダ、アイルランド、イギリスの泥炭地紀行も、「福井市の非凡な主婦・森田智子さん」とのエピソードや9.11テロの日、ドイツ娘に「神風を知っているか」と質問し、「ヨーロッパでカミカゼを知らない人はいないわ」とかえされ、「歴史の教訓はヨーロッパ社会ではきちんと継承されていた。自虐史観などと称してごまかすどこかの国とは大違い」と感想を述べているなど、読んでいて楽しい。

      「露命幾ばくもない病床にあって、私はともかく1冊の書を書き上げた」・・・著者の執念がこもった本である。多くの福井県民に読んでもらいたい1冊。

  自費出版
    ご希望の方は、定額小為替か現金書留で 2000円を添え、趣旨を明記して
直接申し込んでください。

242-0005
  神奈川県 大和市西鶴間 6―18―18
     斎藤 好子 さん宛


福井市の保育園民営化計画に市民が反撃

2009年07月15日 | Weblog
  昨日の福井放送・・・・・保育園の民営化に向け、福井市は保護者や地元に説明を始めましたが、まだ不十分と批判が相次ぎ、改めて説明の場を設けることになりました。

  この民営化は、建築年数30年以上の施設を対象に行なうものです。
福井市は保育事業の引き受け先を募集し、応募のあった10か所で順次説明を始めました。
13日の夜は、その皮切りとなる足羽保育園で説明会が開かれ、保護者や地元の住民など50人が集まりました。
足羽保育園では、同じ地区で幼稚園を経営する学校法人が名乗りを上げていて、市の説明に続き法人の責任者も民営化した後の保育の進め方を説明しました。
しかし、初めて正式な説明を受けたという保護者から「まだ不十分」と批判が相次ぎ、改めて説明の場を設ける事で、いわば仕切り直しとなりました。・・・・・・

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  福井市の拙速な公立保育園民営化計画は市民の反撃をうけたようです。このブログでも取り上げたように、このような大事な問題をだいたい物事を決めてしまってから「下々は従え」式の「お上」流の手法をとることが驚きです。時代錯誤もはなはだしいのではないでしょうか。
  福井市は、何十億円もかける再開発ビルや新幹線よりも、明日の福井市の担い手を育てる保育行政と保育園にこそ必要な予算を措置すべきです。
  お金がないのではなく、使い方を考えるべきではないでしょうか。

           

猛暑のなか街頭宣伝。「毎日」にコメント

2009年07月14日 | Weblog
     今日は、猛暑のなか街頭宣伝。衆議院選挙の日程がきまったことで、街の反応も強まっている感じです。街で共産党の宣伝をみかけたら、激励をよろしくお願いします。
       さらに、政策づくりや各種アンケートへの回答づくり、井上さとし参議院国会対策委員長を迎えた集会の打ち合わせなど、慌ただしく・・・・・。

       夜は、九条の会の会合に参加。防衛省・自衛隊の国会議員へのロビー活動と自衛隊海外派兵などが話題に。自衛隊幹部は「国会議員は本質的なことはなにもわかっていない」と嘆いているとか。まあ、「嘆いている」のと、防衛省の「地位」が自民党・公明党・民主党によってどんどん高められていくので、「ほくそ笑んでいる」のと両面でしょう。
  
       今日の毎日新聞に総選挙がらみで私のコメントも紹介されました。

                ★


毎日新聞 福井版・・・・・
2009衆院選:来月30日投票 県内政界、臨戦態勢に /福井

 ◇自民に危機感、意気込む民主
 衆院選の日程が8月18日公示、同30日投開票と示され、県内の政界関係者も臨戦態勢に入った。与野党が逆転した東京都議選の結果に自民党関係者は危機感を募らせ、民主党関係者は勢いづく。自民が議席を独占する県内3小選挙区の政界地図は果たして塗り変わるのか。未曽有の経済危機の中で熱い戦いが始まる。【大久保陽一、高橋隆輔】

 ◇「厳しい結果」…東京と福井違う--自民衆院議員
 都議選の結果について、週末を利用して地元に戻っていた高木毅衆院議員(自民、3区)は「予想していた結果とは言え厳しい。(全国的な)流れは民主なのだろうが、東京と福井は違う」と話し13日、上京した。
 自民県連の山本芳男幹事長は「日本中で“民主の風”が吹いている。恐ろしいことだ。党中央も地方も危機感を持って対処すべきだ」と引き締めを図る。連立のパートナーである公明県本部の石橋壮一郎県議も「今後は(与党への)逆風の強さを踏まえていかねばならない」と警戒感を表した。
 一方、大勝した民主県連の玉村和夫幹事長は「予想通りの勝利。この流れを衆院選にうまくつなげていくだけだ」と勢いを福井にも呼び込む考えだ。共産県委員会の佐藤正雄前県議は「党の議席が伸びなかったのは残念だが、与党惨敗は自民党政治への批判の表れだ」と指摘する。

 ◇日程は想定内、週末駆ける
 総裁選の前倒しを主張してきた山本拓衆院議員(自民、2区)は、解散について「総理が決定したことなので粛々と従っていきたい」と話す一方、「21日に解散となれば総裁選の前倒しは間に合わない。そのため両院議員総会を開くことを執行部に求め、(都議選の惨敗などについて)全党的な議論を起こしたい」との考えを示した。
 衆院選に立候補を予定している民主県連の松宮勲副代表(3区)は「遅きに失した解散だが、決まったスケジュール通りに従って準備を進めたい」と話す。県内の政界関係者からは与野党問わず、「今回示された選挙日程は想定内」という声が相次いだ。それを裏付けるかのように各候補予定者は週末となった11、12日、後援会回りなどの活動をこれまで以上に活発にしていた。12日に坂井市内で開かれた公民館まつりに参加した糸川正晃議員(国民新、2区)は「支援がなだれを打って広がっているのがわかる」と手応えをつかんでいた。

 ◇公示日までに盛り返し図る--公明党県議
 公示日まで1カ月以上の日程があることに、自民県連の山本幹事長は「党が体制を立て直すには十分だ。責任政党として県内全3区で議席死守が至上命題」と安心した様子。公明県本部の石橋県議は「この経済危機の中で与党内でも対策を出し、主張し、先導してきた自負がある」と述べ、与党としての実績を強調してこの期間に盛り返しを図る考えだ。
 これに対し、民主県連会長の笹木竜三衆院議員(1区)は、自民の東国原英夫宮崎県知事の擁立劇などを取り上げ、「自民支持層にも麻生政権に対する多くの不満が広がっているのは事実。今回はそういった層を切り崩す最大のチャンスだ」と意気込む。民主党の鳩山由紀夫代表の政治献金を巡る問題にも「国民に丁寧に説明すれば、納得してもらえると思っている」と話した。共産の佐藤前県議は「消費税や憲法9条の問題などで自民と民主の共通点を指摘し、共産党の独自色を出したい」と語った。


井上さとし参議院国会対策委員長が訴えます

2009年07月14日 | Weblog
激動の政局、いよいよ総選挙


井上さとし・日本共産党参議院国会対策委員長が来福!

緊迫の国会情勢と総選挙の争点をあつく語ります。

日本共産党の後援会集会にご参加ください。


●とき   7月18日(土) 午後7時

●ところ   福井県国際交流会館多目的ホール

●あいさつ  山口のりひさ・党北信越国政対策委員長
       かねもと幸枝・党県書記長 ほか



向田邦子と男性群像

2009年07月14日 | Weblog
    向田邦子生誕80年、ということでいろいろ取り上げられている。岩波書店からは「向田邦子シナリオ集」が発刊中。
   その3冊目「幸福」の付録に池田理代子との対談が載っている。1981年1月11日に「赤旗」に掲載されたもの、と書かれている。そういえば、池田さんが週替わりでの対談に取り組んでいたような記憶がある。が、当時は学生時代、向田さんにも関心をもっていなかった。
   この対談、読んでみるとおもしろい。

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   向田さんは語る・・・・「夫のいる人は、・・・基準は自分の夫じゃないか。私はおりませんので、イメージもわきやすいというか、パターン化しない。夫がいないということをささやかな武器にするしかしょうがない」
「私の場合は、もし結婚して子どもが生まれて、普通に暮らしていれば一生書かなかった」
「1人でいるということは、やっぱり掃除やせんたくをしたり、ネギや豆腐を抱えて小走りに走ってるというものの上にドラマや小説があったり、上の方にチョビッと直木賞がのっかっているわけです」

「テレビの場合でも、企画の段階でどの脚本家を選ぶかが入ってしまいます。本当はそこのところにお金を使うべきだと思いますね」

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  随分前だが映画をみた後、妻が「結婚してなくてよかったわ」とつぶやいたことがある。力士とわかれた女優Mさんが出演した映画をみた時のこと。わたしも同感だった。
   結婚してない女性の仕事、結婚した女性の仕事、とくに作家や女優となれば影響は大きいだろう。
   向田さんは凛として、したたかに生きたのではないか。



昭和63年に設立されたファンによる会員組織の向田邦子研究会代表、共立女子大学文芸学部の半沢幹一教授は、向田作品の人気の持続について、「(1)ドラマチックな人生だった(2)テレビ界でも亡くなった後、絶えず向田さんが話題になった(3)教科書にその文章が載ったこと」をあげている。
   が、わたしたちは、「計算されたしたたかさ」にはまりこんだ男性群像ではないのか。そういう意味では、「学問・研究」の対象にもなるのかもね。

  
 


解散総選挙へ

2009年07月13日 | Weblog
毎日新聞・・・・・・・岐路の夏:09衆院選 来週解散決定 勢いづく民主、立て直し迫られる自民
  民主が圧勝し、自民が惨敗した東京都議選から一夜明けた13日、麻生太郎首相は21日の週に衆院を解散し、来月30日に投開票とする選挙日程を決めた。「変化を求める国民の意思表示だ」。衆院選の前哨戦とされた攻防の結果は明と暗に分かれ、政権選択の本番を前に民主は勢いづき、自民は早急の立て直しを迫られそうだ。・・・・・・

    ★

    東京都議選で自民党は惨敗。麻生政権にたいする国民の審判が下った。日本共産党は、得票は伸ばしたが議席は減。残念。結果は民主党の1人勝ち。しかし、マスコミなどで、あたかも民主党が国政同様に野党かのような偽りの宣伝がおこなわれた。石原知事の提案に99パーセント賛成し立派な与党だ。銀行にも築地市場移転にも賛成してきたというのに。民主党候補は、いかにも反対してきたかのように、選挙では「反対」を掲げたという。選挙のためには、節操もなくすのか、と思う。
  しかし、これも日本共産党の提案や住民運動が民主党も「転向」させた、ということでしょうか。

さて、いよいよ総選挙。「自民か民主か」が、また声高に叫ばれることになるのか。
しかし、消費税増税という暮らしの問題でも憲法9条改憲という平和の問題でもめざす方向に違いはない二大政党。金権腐敗でも、民主党にも小沢前代表、鳩山代表にも疑惑が。この面も自民党と違いがない。
  「貧困・格差を拡大する消費税増税許さない」「海外派兵やめ、憲法9条まもろう」・・・「いまこそ日本共産党」を訴えていきたい。

   今日は、こんな情勢で、朝、かねもとさんと街頭宣伝をおこなった後、あいつぐ選挙準備の会議がつづきました。


「言論弾圧」を許すな

2009年07月13日 | Weblog
      昨日は地元での公園清掃活動、資源回収。心配された雨も降らずよかった。地域の「長老?」からも「いよいよやな。がんばってくれ」と声がかかりました。
午後からは、街頭演説。激励を受け、演説も力みがちに。演説の奥の深さを痛感します。 

           ★

     選挙運動や政治活動に対する卑劣な妨害があいついでいる。暴力的な手段で、日本共産党を押さえ込もうとするやり方は、言論弾圧であり絶対に許されない。
   4年前には、福井市でも民家に貼られていたかねもと幸枝さんのポスターに火がつけられる事件がおこった。もし、民家に火がうつったら惨事になっていたかもしれない。日本共産党福井県委員会は容疑者不詳で告訴したが、犯人はわからずじまい。
  おたがい主張をたたかわせて、国民の前で正々堂々と支持を争うべきだ。「暴力」「謀略」を使い政治を汚す政党・団体や政治家はいらない。

         ★

   以下、7月12日付 しんぶん「赤旗」より・・・・・・

●東京都議選最終盤の11日朝、北多摩4区(定数2、立候補3人)の日本共産党・畠山まこと候補(55)の候補者カーのスピーカーが何者かに壊される妨害事件が起きました。畠山候補はハンドマイクに切り替え、訴えを続けました。畠山陣営は「相手が追い詰められている証拠。妨害に断じて屈せず、最後まで全力でたたかおう」と奮闘しました。
  この日朝、東村山市の党北多摩北部地区委員会の駐車場に止めていた候補者カーの音が出なくなっており、調べたところ、スピーカー裏ぶたが開けられ、ドライバーユニット(振動盤)をすべて持ち去り、配線を引きちぎっていました。
  四つのスピーカーについていた計16個のユニットがすべて無くなっていました。修理業者の話では、1個3万円相当で約50万円になるといいます。
  警察と選挙管理委員会は、重大な選挙妨害であり窃盗事件として捜査を始め、日本共産党は刑事告発を準備中です。

●札幌市白石区で11日午前10時20分、日本共産党の宮内聡衆院北海道比例予定候補が演説しているところへ60歳ぐらいの男が「うるさい、やめろ」と叫びながら近づき、党札幌白石・厚別地区委員会の男性勤務員(49)に殴りかかりました。
  男は、知らせで駆け付けた警察官に取り押さえられ、傷害容疑で現行犯逮捕されました。現場は区内栄通2丁目のエルム公園前で、男は付近に住む創価学会員です。
  男に殴られた勤務員は軽いけがを負いました。宮内予定候補にけがはありませんでした。
  宮内予定候補は事件後、伊藤りち子市議とともに区内を遊説。「企業・団体献金を一切受け取らない清潔な党だからこそ、なにものも恐れず堂々とモノがいえます。暴力で政策論戦を抑えつけることは断じて許せません」と強調しました。・・・・・・



福井市の公立保育園民営化問題は

2009年07月12日 | Weblog
福井市の公立保育園の民営化・定員移譲について、福井市役所は7月13日の足羽保育園を皮切りに、花堂、木田、南部、円山、西安居、東藤島、麻生津、春山、日之出の各保育園で提案事業者による説明会開催を発表しました。詳しくは福井市役所のHPで発表されています。

しかし、保護者や地域住民にたいして、福井市として十分な説明責任も果たさないまま、一方的に事業者による説明会を開催することは、「民営化・定員移譲」を既成事実として推進する横暴なやり方です。

わたしたちにも、「保護者にはなにも知らされていない」「説明会のことも町内の回覧板に紙1枚がはさんであっただけ」「ある提案事業者はきびしい保育で知られており、これまでと内容が変わると親も困惑する」「なぜ、民営化なのか、根本のところがわからない。市役所のやり方には問題がある」「知り合いの親からも署名を集めていますよ」など、さまざまな声が寄せられています。


「福井市の保育をよくする会」では、緊急にこの問題でのシンポジウムを企画しました。
多くの市民、父母や地域のみなさんのご参加をよびかけています。


7月20日(月・海の日) 午後2時~  福井県社会福祉センター



「派遣切り許すな」・・・福井地裁で

2009年07月11日 | Weblog
   昨日は、福井地方裁判所でパナソニックエレクトロニックデバイスジャパンで4年以上派遣で働き、「派遣ぎり」にあった河本猛さんが正社員の地位確認をもとめた裁判を傍聴しました。支援者ら約40人が傍聴しました。

   裁判後は、ちかくの弁護士会館での支援集会。海道弁護士は、「パナ社は派遣法違反ない、が労働局の指導を尊重した、との書面をだしている。派遣会社の日本ケイテムも、同様の書面をだしている。法に違反していないのなら、なぜ労働局の是正指導に従ったのか。ウソをついている。事実で反撃していこう」と訴えました。
  河本さんも「当事者こそがたたかって派遣法を改正させていきたい。だから裁判にたちあがった。政党、労働組合とともに頑張っていく」と力強く語りました。

  参加者発言では、「はじめて裁判所にはいった」「ぼそぼそと何をやっているのか、わからなかった」などはじめて裁判傍聴した市民団体のみなさんの発言もあり、運動の広がりを感じました。
   わたしも「河本さんが立ち上がったことで多くの労働者の雇用が守られた。この裁判で河本さんの雇用をしっかり守っていきたい。次回公判までには総選挙もあります。派遣法抜本改正へがんばりましょう」と一言あいさつしました。

   次回は9月14日 午前11時からです。署名運動もすすめています。
多くの県民、市民のみなさんのご支援をお願いしたいと思います。

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   夜は、原発問題住民運動福井県連絡会の会合。11名の死傷者をだした関西電力美浜原発事故を調査された研究者のお話。「なぜ、配管があれだけうすくなって破れたのか、いろいろ理屈はつけるが、本当のところは正確にわからない。運転開始後1度も検査されてこなかったことでの責任があるが、なぜ起訴されなかったのか、と思う。必死で捜査した現場の捜査員は無念だったのではないか」・・・・

   たしかに最近のJR西日本の社長起訴、の判断と比べても、誰も起訴されずに終わらせられたことは改めて問題だと感じます。
   アメリカのスリーマイル事故の時は「罪に問わない」ということで、真実の解明を図り、再発防止を研究したとか。日本の手法は、これでもありません。
   このような態度は、つぎの大事故を準備するのではないか、と心配になります。



北陸新幹線・福井延伸は凍結を

2009年07月10日 | Weblog
昨日は、革新懇主催の北陸新幹線問題の企画に報告者として出席。報告者は、国鉄労働組合北陸地方本部の中村一彦委員長、あわら市在住の元教員・橋川洋さん、それに私。
最初に革新懇の松原信也事務局長が県庁・新幹線建設推進課の資料にもとづいて「北陸新幹線の県内整備効果」について、県庁に「なりかわって」説明。
そのあと、わたしたちが報告しました。

私は、昨年7月の提案「過大な建設費負担・並行在来線切り捨ての現行新幹線計画は凍結すべき」を中心に、今年5月の国土交通省交渉の内容も加えて報告しました。
40名余の会場の参加者のみなさんからも熱心な質問・意見が・・・「貨物のネットワークがぶちきられる危険があり、日本の物流の大問題だ」「敦賀まで直流化しており、新幹線が福井までくれば利益が落ち込む関西方面の特急はなくなるのでは」「新幹線建設での利益狙いでの推進がみえみえだ」「在来線が第三セクターとなると、3倍ぐらいに運賃があがるといわれているが、きちんと試算して県民にしらせて欲しい」「こんな新幹線計画は、反対を明確にして運動したほうがいいのではないか」などなど活発でした。充実した会でした。

共産党からも、山川ともいちろう・あわら市議、山本きよこ・敦賀市議らが参加していました。山本市議は、私のこのブログで企画を知った、と言っていました。
たぶん、北陸新幹線問題でのこのような企画は県内ではじめてだったのではないでしょうか。企画された県革新懇、福井市革新懇のみなさん、おつかれさまでした。

  以下、わたしの報告文書の一部を紹介します。
全文ご希望の方は、メール mmasao.sato@gmail.com  までご連絡ください。

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③時間短縮効果を検証する
新幹線なら東京まで2時間40分。現在より50分短縮される、が売りです。しかし、この2時間40分という所要時間をみる場合には、3つの注意点があります。
ひとつは、この試算では東京―長野間を1時間19分で試算していますが、実際は1時間23分となっていることです。
二つには、いわゆる「速達タイプ」で計算していることです。つまり、長野から北陸方面の停車駅は上越、富山、金沢、福井のみとした場合です。この計算では金沢までが2時間22分とされています。では、上越、糸魚川、新黒部、富山、新高岡、金沢、芦原温泉、福井、と停車したらどうなるでしょう。駅をかかえる自治体は当然停車を要求します。特急がなくなるのですから、停車要求は当然です。そうなると、民間研究者の試算では、金沢までで2時間52分です。福井までなら3時間を大きくオーバーすることになります。こうなると、「時間短縮」を売りにした新幹線の看板も思ったほどではなくなるかもしれません。福井駅ですらこれですから、丹南・嶺南地域の県民にとっては下手をすると「今より不便になる」恐れもあります。しかも無理に「速達タイプ」を増やせば、これまで在来線特急が停車していた地域が不便になり、地域格差はますます拡大することになるでしょう。
  三つ目に、09年5月20日の日本共産党福井県委員会の国土交通省交渉で明らかになりましたが、繁忙期には「大宮止まり」の新幹線ダイヤが組まれることです。大宮から東京までのアクセスは、乗車時間だけで新幹線で25分、通常で40分から1時間程度かかります。これでは、「時間短縮効果」もあまり期待できません。

④明らかになった「中途半端な新幹線は利用者に迷惑」
石川県は2008年3月に「並行在来線旅客流動調査結果」を発表しました。これは2007年11月13日に石川県内区間で当日利用者67377人のうち、37097人(55パーセント)から調査カードを回収した大規模なものです。
この調査によると普通列車では、県内相互間利用85パーセント、富山県方面11パーセント、福井県方面4パーセント、となっており福井県との流動はわずかとなっています。これは、在来線の第三セクター化議論の際にも、「県単位で」との主張のつよい根拠にもなると思われます。
  特急列車では、県内相互は5パーセント、福井県方面47パーセント、富山県方面20パーセント、県内通過28パーセントとなっており、福井県方面は大阪方面・米原方面との流動が多く、関西方面が5割をしめています。「福井県方面は大阪方面・米原方面との流動が多」いということは、「福井とまり、敦賀とまり」などの新幹線は現在の利用者から歓迎されないことは明らかでしょう。
石川県の調査では、福井県方面利用者のうち、大阪方面が42パーセント、米原方面が20パーセントと6割強となっています。「福井県民の新幹線」と強調することで、これまでの特急での関西アクセス利用者のことを考えない新幹線と「乗り換え」接続では、利用者にとっては「迷惑」ということではないでしょうか。


「九条の会 憲法セミナー」講師決まる

2009年07月10日 | Weblog
   「九条の会 憲法セミナー」講師決まる

   11月23日(勤労感謝の日)に福井市内で開催される「九条の会 憲法セミナー」の講師が決まりました、との連絡が入りました。

   井上ひさし氏(作家)     渡辺治氏(一橋大学教授)  のお二人です。
   豪華な講師ですねえ。

   入場料は1000円です。

   詳しくは、九条の会HPなどで発表されます。

福井県議会が副知事議案を否決

2009年07月09日 | Weblog
福井新聞・・・・・・県会、副知事2人目案を否決 県政運営に打撃 (7月8日午後9時30分)

  福井県は定例県会最終日の8日、副知事を2年ぶりに2人とし総務省出身で地方職員共済組合理事の下河内司氏(54)を起用する人事議案を提案したが、賛成11、反対26で否決された。県会が人事議案に同意しなかったのは1960年9月の教育委員以来49年ぶりで、副知事選任では初めて。西川知事の今後の県政運営に大きな影響を与えそうだ。

  否決後、記者会見した西川知事は「経済問題や新幹線、地方分権、県の売り込みなど重要な課題を抱える時期に体制を整えたかったが、残念ながら多数会派の理解を十分得られなかった。議会との意思疎通が不十分だったかもしれない」と語った。副知事2人体制については「必要性は変わらない。理解を深め、機会をみて、できれば提案したい」としたものの、具体的な時期には言及せず、当面は1人とする方針。

 県会最大会派の自民党県政会(27人)は本会議に先立ち総会を開き、同意するかどうかを協議。「否決すれば事実上の知事不信任」と慎重対応を求める声も出たが、「2人制に戻すのは行財政改革の流れに逆行する」との意見が根強く、会派として反対する方針を決め、本会議では議長を除く26人全員が反対した。 県民連合(5人)、一志会(4人)、公明(1人)、無所属(1人)は賛成した。

  本会議開会前に西川知事は正副議長や各会派に対し、2人体制に戻す理由を説明して理解を求めたが、自民党県政会の反対方針は覆らなかった。

  本会議後、山岸猛夫議長は「知事の説明を十分に聞いた上で、議会として非常に重い決断をした。地方議会が果たす役割を考え、県民目線に立つという意思の表れ」と語った。県は、2005年春に副知事2人制を導入し、民間人の副知事に加え、総務省出身の政策幹を昇格させた。07年7月からは1人体制に戻り、現在は県生え抜きの旭信昭副知事だけとなっている。・・・・・・・・


        ★

     2005年の副知事2人制の時、自民党は賛成した。当時もいまも、「行財政改革の流れに逆行する」という状況は変わらなかっただろう。
今回だけ反対したのは、それがそのような純粋な理由からだけではないからだろう。
     知事は「また提案する」と述べている。ここは、自民党の「胆力」を県民は注視するだろう。つぎの議会あたりであっさり賛成では、「会派のエゴだったか」「パフォーマンスだったか」と県民からの批判を受けるのは必定。

          ★

    2005年の副知事2人制の提案のとき、わたしはつぎのように質問した。
    「次に、副知事二人制についてです。中川県政、栗田県政も副知事一人の体制でやられてきました。そもそも福井県のような小さな県での二人の副知事配置について、組織的なリーダーシップの強化と県庁内の仕事の活性化というだけでは理由が不十分ではありませんか、お尋ねをいたします。」

     西川知事の答弁はつぎのとおり。

    「次に、副知事二人制についてのお尋ねでございます。
 知事就任以来、努力してまいりました北陸新幹線の福井駅部の認可・着工、あるいはエネルギー研究開発拠点化計画の推進、また産業、農業、観光の振興など県の主要施策が具体化の段階となり、新年度はまさに実行の時期となると思います。
 こうした長期的な展望のもとに行う仕事は出発点が大事でございまして、県庁組織を能動的な体制に切りかえ、県としての推進力を高める、そしてそういう心構えで臨む必要があると、このように思っております。
 また、関係省庁や事業者を初めとする多方面との対外的な折衝や災害など不測の事態の危機対策も備える必要がございます。こうした状況は、これまでにない大きな福井県としての転換的な時期でございまして、このため、部の編成の見直しや、この二人体制の導入により、積極的なリーダーシップの強化と県庁内の仕事の活性化を図りまして、十分な体制を整え、実行段階の仕事を進めていきたいと、このように考えているものでございます。」

     この人事案件に賛成しなかった県会議員は私だけだった。

注目の不破・中曽根対談

2009年07月08日 | Weblog
    今日は小暑。暑中お見舞い申し上げます。福井は大雨、洪水注意報がでています。福井豪雨の記憶もなまなましく、梅雨末期の集中豪雨には警戒しましょう。


  さて、 昨日は、街頭宣伝。これまで反応が弱かった福井市内中心部でも、車からの激励がすごい。かねもと衆院予定候補とは別行動だったにもかかわらず、通った車の半分ぐらいから熱い激励があった。
通行人は握手をもとめてきて、「頑張ってくれ」と。タクシードライバーは「あんた佐藤さんやろ。がんばってよ」。ウーン、選挙前からなんか異様な盛り上がり。「自民はダメだし、民主も不安。ここは共産党かな」という感情が広がっているのではないかな。
   小浜市で活動しているかねもとさんからは、「共産党員が増えました!」と連絡。

   さて、以下の赤旗記事にもあるように、『サンデー毎日』19日号は不破さんと中曽根さんの対談。よし、と早速勝木書店にいって購入。うん?対談相手が野村監督・・・・・1週間前の号でした・・・・アチャ(白いお父さん)。福井は発売日が遅いのです・・・・・

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   しんぶん「赤旗」・・・・・・「世紀の顔合わせ」不破・中曽根対談    マルクス、共産党論、そして核密約 『サンデー毎日』19日号

  7日発売の『サンデー毎日』(7月19日号)が「世紀の顔合わせ」と銘打った日本共産党の不破哲三前議長と中曽根康弘元首相の異色の対談を掲載しています。話題は、初めての出会いから旧制高校の思い出、国会論戦からマルクス、核密約問題までスケール大きく広がりました。

最初の論戦は40年前にこの場所で
  「最初にお会いしたのは毎日新聞社のこの部屋(5階貴賓室)ですね」。不破氏は、中曽根氏にこう切り出しました。これは毎日新聞が1968年から69年にかけて安全保障問題で各党を順に政権与党と野党に見立てた政党討論会を行ったときのことです。「共産党政権への質問戦」(69年)のとき、大臣役が不破氏で「野党」自民党からの質問者のトップバッターが中曽根氏だったのです。
  これが、中曽根氏51歳、不破氏39歳での初論戦でした。
  不破氏が「中曽根さんは『共産党政権になると徴兵制をやるのか』なんて(笑)なかなかの“野党”ぶりでした」、質問戦でも「引き際」を心得ていてパッと話を変える、「うまい戦法をとる政治家」だったと振り返ります。
  国会論戦でも、70年の「沖縄国会」でのエピソードが紹介されました。不破氏が「安保条約の建前からいえば、どの基地を返してもらうかではなく、どこを貸すべきかの視点で議論せよ」と迫ったとき、質問後、廊下で中曽根氏が待ちうけ「今の話が沖縄の根本問題なんだ」と“激励”したのです。

「『おっかない』党だと思っていたが」(中曽根氏)
中曽根氏が昔、共産党をどう見ていたかを語ります。「戦後の一時期、共産党が暴力革命に傾斜した印象が強く、『おっかないものだ』と思いました」。そのイメージを変えたのが、不破氏の登場だったと振り返ります。「ところが、不破さんのような市民的で教養主義を備えた幹部が出てきて、その言動や行動で共産党のイメージを修正した。…『これは強敵が現れたな』と思いましたね」

志位・オバマの書簡交換、「政権交代」論…
  対談は、内外の今の政治にも及びました。国会論戦の近況に続いて話題になったのは、核兵器廃絶をめざすと明言したオバマ米大統領と日本共産党の書簡交換。中曽根氏は「いいチャンスを狙ったね。共産党の外交戦略が柔軟性を持ってきた」と評価します。不破氏は「大変な評価をいただきまして(笑)」と応じました。
  日米核密約をめぐる熱い議論のあと、対談の結びとなったのは、次の総選挙への見方でした。
  中曽根氏は「次の総選挙で野党政権が成立する可能性もあり得る」とし、「政党や政治家は今から大変化への処し方、構えを備えた認識力を持たなきゃいかんでしょう」と発言。続いて不破氏。「『政権交代』という4字だけが表に出て、現政権への対抗軸が明確でない点で、状況は93年とよく似ている。結局、当時の非自民連立政権(細川政権)がやったのは政党助成金と小選挙区制だけ…『政権交代』だけで選挙をやったら何が起きるのか、今回もまったく分かりません」
  それを受ける形で、中曽根氏が「不破さんと私はそういうことも心得て、いろいろ判断していかないといけないね」と締めくくりました。

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   中曽根という政治家は「この顔がウソをつく顔に見えますか」との名?文句で国民を欺いたワルだと思うが、共産党との国会でのやりとりを楽しんでいた逸話も残っている。まあ、スケールは麻生氏や鳩山氏の比ではないわな。


牧野佳奈子「アジアの力」

2009年07月07日 | Weblog
   昨日、たまたま立ち寄った福井市光陽3丁目にある光陽生協クリニックのギャラリーで牧野佳奈子という方の「アジアの力」展をみた。初めて知った。インドやマレーシアなど世界各地を旅しての、風景、こども、生活、貧困などの写真展。すごい迫力だった。

  本人のブログ・プロフィールには、「大阪府立大学農学部卒。知的障害のある人たちのヘルパーをしながら写真を学ぶ。CANNON写真新世紀03’佳作。その後、福井テレビ記者を3年間務め退職。現在、地元福井県で複数の事業に携わりつつも、食えないフリーランスとして今後を暗中模索中。」とある。

今後も紆余曲折あるだろうが、力のある方なので、大いにがんばっていただきたいな、と感じた。


いまこそ日本共産党

2009年07月06日 | Weblog
   土曜日・日曜日は、会合と懇談会、ポスター張り出し、街頭宣伝。ある会合では「県内でも自殺志願が急増で職場が大変。急激な伸びになっている。県外の人も多い」と。懇談会では、「福井市の保育園の民営化問題は」「新聞業界も不況で苦しい」などの声。街頭宣伝では、演説が終わると家々から人がでてきて、「がんばってください」「本当にやってくださいよ。無駄になる票はいやよ」など激しい激励。
   静岡で自民・公明応援の候補が負けたことで、「いよいよ麻生ではダメ。看板を変えろ」の声が党内外で強まっているとか。崩壊?
民主党も鳩山代表の夏の幽霊献金問題で、支持率落下。・・・「いまこそ日本共産党」のポスターが光ります。


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   佐々木衆議院議員のメルマガを紹介します。・・・・・


議運では、10日ほど前に、自民党から「民主党の法案のつるしを解きたい」と提案がありました。対立する政党の法案を「委員会に付託して審議したい」ということを、通常はあまりやりたがらないものです。与党にそう言われた以上、民主党は「歓迎だ」と言わざるをえません。じつは、これが「与党のワナ」だったのです(自民党の目的は鳩山献金追及の場をつくること)。

民主党の法案を付託された倫選特では、6月29日(月曜)の夜6時半から理事懇談会をひらいて協議しました。与党が、民主党の政治資金規正法改正案の「お経読み」(趣旨説明)と審議を促しました。これにたいして、自分で法案を提案している民主党は、「何か違うところの意思が動いている気がするので持ち返る」といって審議入りに抵抗したのです。なんとも奇妙な事態です。
私は、「政治とカネの問題は、今国会も噴出した重大問題だ。企業・団体献金そのものの根本問題をきちんと議論したい。議運でも提案したが、民主党の法案、与党法案も全部含めてやってはどうか。充実した審議をすべきだ」と言いました。

そこで、与党はどうしたか。……民主党が応じないので、今度は、「つるされている」与党提出の法案を、30日(火曜)の議運で、多数決により「つるしを解き」、倫選特に付託したのです。与党は、その日のうちに、委員会での趣旨説明をおこない審議するという荒業(あらわざ)を使いました。その日の審議から、民主党はボイコット戦術を使い、委員会にも理事会にも出て来なくなりました。その理由は、与党が鳩山由紀夫民主党代表の「故人献金」の虚偽記載問題を追及する姿勢を示したことに「抗議」するというものでした。

こうして開かれた倫選特では、さらに異常な事態が生まれました。与党議員にも欠席や離席が目立ち、定足数(委員の過半数)に満たない事態が生まれたのです。質問に立った私は、「定足数に達していないのではないか。委員長、確認してください」というと、委員長がおおあわてて「速記を止めて」と指示し委員会が中断、与党側があわてて議員を呼びにいくという醜態を演じました。

私は、「民主党の態度に問題はあるが、与党がちゃんとそろえないと質疑にならない。やる気があるのか」「与党の姿勢は疑わしい」。「真相解明というより、(疑惑を)政争の具にしている」と批判しました。与党席から「切られっぱなしだよ」との声も、もれ聞こえました。

私は、委員会の質疑で企業・団体献金が財界による「政治買収」の手段である実態を示し、企業・団体献金の即時禁止を求め、政党助成金の廃止を求めました。――ただひとつ、清潔な日本共産党の存在感は、国会のなかでも鮮明です。

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  「民主党の態度に問題はあるが、与党がちゃんとそろえないと質疑にならない。やる気があるのか」「与党の姿勢は疑わしい」。「真相解明というより、(疑惑を)政争の具にしている」・・・・佐々木議員の凛とした声が委員会室に響き渡った様子を想像しました。
  まともな政党を国会で大きくしたいものです。