『平時の指揮官 有事の指揮官』(佐々淳行著、文春文庫)を読む。
著者は元、警察官僚で初代内閣官房安全保障室長。指揮官心得を説くにあたり、自身の経験に加え、旧海軍で用いられた『海軍次室士官心得』や昭和20年代に警察現場でまとめられた『部下から見た監督者論』などを用いている。特に後者の『部下から見た~』は原文がそのまま巻末に掲載されている。ダメな監督者の実例、実に590件。耳(眼?)が痛い(苦笑)。
筆者自ら「下から見た指揮官論」と評している。確立された平和な日々の体制で、傲慢な特権意識に浸っていて、いざ有事のときに何の役にも立たないような管理者になってはいけない。
公益性のある事業を営んでいる「平時」と、震災などでライフライン危機に瀕したときの「有事」とで、管理者に求められる資質が全然違ってくる、わが社の管理者は是非一読しておくべきである。
著者は元、警察官僚で初代内閣官房安全保障室長。指揮官心得を説くにあたり、自身の経験に加え、旧海軍で用いられた『海軍次室士官心得』や昭和20年代に警察現場でまとめられた『部下から見た監督者論』などを用いている。特に後者の『部下から見た~』は原文がそのまま巻末に掲載されている。ダメな監督者の実例、実に590件。耳(眼?)が痛い(苦笑)。
筆者自ら「下から見た指揮官論」と評している。確立された平和な日々の体制で、傲慢な特権意識に浸っていて、いざ有事のときに何の役にも立たないような管理者になってはいけない。
公益性のある事業を営んでいる「平時」と、震災などでライフライン危機に瀕したときの「有事」とで、管理者に求められる資質が全然違ってくる、わが社の管理者は是非一読しておくべきである。