『夢を叶える夢を見た』(内館牧子著、幻冬舎文庫)を読む。
脚本家・内館牧子氏初のノンフィクション。幻冬舎社長の見城徹氏が自著の中で、内館氏が本書を執筆するにあたり、インタビューを受けたことを紹介していたので、読んでみた。
見城氏の他、夢を追いかけるためにプロボクサーになった人、女優になろうとしたが挫折した人、一流企業に勤めていたが独立起業した人などに、筆者自身がインタビューする。そうして「本当に充実した人生とは、いったいどんなものか」を炙り出す。
インタビュイーごとに内容がまとめて掲載されているのではなく、各人のコメントがランダムに登場するので、若干読みにくい。また、膨大なデータを基にしたレポートではないので、定量的に結論付けられているものでもない。あくまで脚本家のタッチで、物語風に仕上げている。それぞれのキャリアから、何を感じるか、何を参考にするのかは、読者次第である。
登場人物は、必ずしも成功者ばかりでない。いや、むしろ上手くいってない、あるいは上手くいかなかった人たちの方が多いかもしれない。でも間違いなく言えることは、“あえて飛んだ人”の方が、そうしなかった人たちよりも、より生きてる実感を持っている、ということである。
脚本家・内館牧子氏初のノンフィクション。幻冬舎社長の見城徹氏が自著の中で、内館氏が本書を執筆するにあたり、インタビューを受けたことを紹介していたので、読んでみた。
見城氏の他、夢を追いかけるためにプロボクサーになった人、女優になろうとしたが挫折した人、一流企業に勤めていたが独立起業した人などに、筆者自身がインタビューする。そうして「本当に充実した人生とは、いったいどんなものか」を炙り出す。
インタビュイーごとに内容がまとめて掲載されているのではなく、各人のコメントがランダムに登場するので、若干読みにくい。また、膨大なデータを基にしたレポートではないので、定量的に結論付けられているものでもない。あくまで脚本家のタッチで、物語風に仕上げている。それぞれのキャリアから、何を感じるか、何を参考にするのかは、読者次第である。
登場人物は、必ずしも成功者ばかりでない。いや、むしろ上手くいってない、あるいは上手くいかなかった人たちの方が多いかもしれない。でも間違いなく言えることは、“あえて飛んだ人”の方が、そうしなかった人たちよりも、より生きてる実感を持っている、ということである。