『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』(デイヴィッド・ミーアマン・スコット+ブライアン・ハリガン著、糸井重里監修、渡辺由佳里訳)を読む。
グレイトフル・デッドは米国では、ビートルズやストーンズ級に人気があるが、日本ではマイナーなグループである。糸井氏も解説で「日本人はほとんど知らないだろう」と書いている。
非常に変わったバンドで、ライブは録音可でコピーし放題。自分たちで、チケットを販売し、ファンクラブ会報を作る。ツアー会場の側でロゴや写真を使った違法グッズを売る業者も承認。結果、キャリア40年でとてつもない数のファンを生んできた。ツアーにずっと帯同する熱狂的なファン(デッド・ヘッズ)もいる。そのグレイトフル・デッドのファンづくり手法から、マーケティングを学ぶという、なかなかの「奇書」である。
全19項目。それぞれが、デッドのとっている手法紹介、同じようなことをやって成功している現代企業のケーススタディ、そして解説と3つのパートに分かれている。
私はデッドのオリジナルアルバム13枚、およびオフィシャルのライブ盤はすべて持っている(デッド・ヘッズではないが)ので、久しぶりにそれらをBGMに本書を読んだ。
書いてあることは納得性があるし、デッドとマーケティングを結びつけた発想が面白い。しかし日本じゃ読者層が限られるだろうし、どれだけ共感を得られるのかな。
グレイトフル・デッドは米国では、ビートルズやストーンズ級に人気があるが、日本ではマイナーなグループである。糸井氏も解説で「日本人はほとんど知らないだろう」と書いている。
非常に変わったバンドで、ライブは録音可でコピーし放題。自分たちで、チケットを販売し、ファンクラブ会報を作る。ツアー会場の側でロゴや写真を使った違法グッズを売る業者も承認。結果、キャリア40年でとてつもない数のファンを生んできた。ツアーにずっと帯同する熱狂的なファン(デッド・ヘッズ)もいる。そのグレイトフル・デッドのファンづくり手法から、マーケティングを学ぶという、なかなかの「奇書」である。
全19項目。それぞれが、デッドのとっている手法紹介、同じようなことをやって成功している現代企業のケーススタディ、そして解説と3つのパートに分かれている。
私はデッドのオリジナルアルバム13枚、およびオフィシャルのライブ盤はすべて持っている(デッド・ヘッズではないが)ので、久しぶりにそれらをBGMに本書を読んだ。
書いてあることは納得性があるし、デッドとマーケティングを結びつけた発想が面白い。しかし日本じゃ読者層が限られるだろうし、どれだけ共感を得られるのかな。