『秘伝』(村松恒平著、メタ・ブレーン社)を読む。
「なにわビジネス読書会」主宰のMさんが、「昨年読んだ本の中で一番良かった」と薦めてくれた。弁理士という職業柄、文書を作成したり、文章を書いたりすることが多いMさんが絶賛するのだから、ためになるに違いないと購入。450ページくらいの結構分厚い本だが、面白くかつ味わい深くて、一気に読み終えた。
筆者が発行する「[プロ編集者による]文章上達<秘伝>スクール」というメールマガジンの、読者とのQ&Aをまとめて単行本化したもの。読者の質問に回答しながら、テクニックや方法論ではなく「書くこと」の意義に迫る。愚にもつかない低レベルの問いも多々あるが、それらに対しても真摯に答え、実はその中身が非常に本質的だったりする。
「書くということは自分自身の道徳をつくりあげること」
「ある世界については書くことは、実は世界をそのようにとらえている自分を同時に表現してしまっている」
文章論というよりも人生論である。
「書くこと」に興味のあるすべての人に読んでもらいたい。
「なにわビジネス読書会」主宰のMさんが、「昨年読んだ本の中で一番良かった」と薦めてくれた。弁理士という職業柄、文書を作成したり、文章を書いたりすることが多いMさんが絶賛するのだから、ためになるに違いないと購入。450ページくらいの結構分厚い本だが、面白くかつ味わい深くて、一気に読み終えた。
筆者が発行する「[プロ編集者による]文章上達<秘伝>スクール」というメールマガジンの、読者とのQ&Aをまとめて単行本化したもの。読者の質問に回答しながら、テクニックや方法論ではなく「書くこと」の意義に迫る。愚にもつかない低レベルの問いも多々あるが、それらに対しても真摯に答え、実はその中身が非常に本質的だったりする。
「書くということは自分自身の道徳をつくりあげること」
「ある世界については書くことは、実は世界をそのようにとらえている自分を同時に表現してしまっている」
文章論というよりも人生論である。
「書くこと」に興味のあるすべての人に読んでもらいたい。