5月になると訪ねたくなる瀬戸内の風景、その最たるものが因島の海を見下ろす除虫菊畑です。ここ数年行きたいと思いながらも何かあって実現出来ないまま過ごしてきましたが、やっと実現できる時がやってきました。かつては島全体が除虫菊畑かと見紛うほどに広範に栽培されていた除虫菊でしたが、殺虫剤や蚊取り線香の原料としての役割が終わり今では観光客向けの景観保持のために極めて限定的に育てられているのが実情です。しかし青い瀬戸内海をバックにして咲く白い除虫菊の絨毯の景観は、ノスタルジックな日本の景観の一つではないでしょうか。〔5月4日(火)〕
↓ 因島の山中の高台にしまなみ海道の因島大橋とコラボする除虫菊畑が作られており、雄大な景観を楽しむことが出来ました。
↓ 重井の街と重井西港を見渡す「馬神除虫菊畑」が今では除虫菊観光の目玉的存在かと思います。
↓ 「シロバナムシヨケギク」が除虫菊の正式名称です。胚珠にピレスロイドを含むため殺虫剤の原料に使用されています。キク科ヨモギギク属の多年草。
↓ 急峻な島の斜面に絨毯のように広がる除虫菊畑はなかなかの圧巻です!
↓ 眼下には重井の街と重井西港の景観が広がります。
↓ 混雑を予想して朝早くに訪ねましたが、続々とやって来られる観光客の姿がありました。
↓ 集落のバックヤードに広がる除虫菊畑は、何とノスタルジックな景観でしょうか!
↓ 見渡すだけでなく、見上げる除虫菊畑もまた良いものです!
↓ 前面の海は佐木島との間の瀬戸、重井西港を出た高速船が瀬戸に出て行きます。