中国地方は早々と5月15日(土)に入梅となりました。その前日に入梅前最後の好天を期待してサンカヨウ(メギ科サンカヨウ属)の最後の見頃を迎えた大万木山(1,218m)に遊びました。島根、広島県境にある奥深い山ですが、今回も県境の新生坊峠から延びる林道杉戸篠原支線沿いの登山口からの最短ルートを採りました。今年のサンカヨウは残念ながら花の付きが極端に少なく、ちょっと拍子抜けでこころ寂しい山行ではありました。〔5月14日(金))〕
↓ 林道登山口から緑滴る門坂峠(地蔵尊展望台)へ。朝のこの山域はガスか弱い雨であったようで、登山道はしっとりと濡れていました。
↓ 登山道にはユキザサ(キジカクシ科マイズルソウ属)の花が目立っていました。
↓ ツクバネソウ(シュロソウ科ツクバネソウ属)の姿も多く見られました。
↓ 尾根筋に乗ると見事なブナの美林が広がっています。
↓ ブナ林の路傍にはチゴユリ(イヌサフラン科チゴユリ属)が目立っていました。
↓ 登山口から40分ほどの水飲み場(水場)を過ぎるとすぐにこの日最初のサンカヨウの花が現れました。それも雨か霧に濡れて花弁が透明色になった姿でした。
↓ 悪天の日でもないとなかなか見られない透明色のサンカヨウの花に出会えて幸運でした。+
↓ 例年ならば殆どの株に花が咲いていますが、今年は花の付きが悪く20~30%程度しか花が付いていないようでした。
↓ 何とか目いっぱいんに花を付けた株を探してみました。
↓ 山頂避難小屋の周囲にもサンカヨウの群落がありますが、ここは殆ど花を付けていませんでした。
↓ 大万木山の山頂です。
↓ 山頂大ブナ(通称蛸ブナ)にご挨拶!
↓ 山頂展望台から等検境の山塊が望めました。朝のうちはガスに巻かれていた山域も徐々に晴れてきました。
↓ 山頂部には短時間の滞在で下山の途に就きました。
↓ 再度サンカヨウの花畑でしっかりと咲いている花を探しました。
↓ まだ若く元気いっぱいの花です。来年が表年の豊年となることを祈りたいものです!
↓ 山域ではオオカメノキ(レンプクソウ科ガマズミ属)の花が盛りの頃を迎えていました。
↓ 登山口近くでコケイラン(ラン科コケイラン属)に出会いました。
↓ その近くにツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属)の花が咲いていました。