monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

「犬の子①」用例

2020年12月30日 | 日本国語大辞典-あ行

 日本国語大辞典「犬の子①」の語釈は「子犬」ですが、かなりさかのぼる用例を見つけました。

かくて年月をすぐすに、家にある犬、十二月十五日に子をうみてき。その犬の子すこしおとなびて、此の妻女(めのをんな)を見るたびごとにほえしかば、(略)
『水鏡(岩波文庫)』和田英松校訂、1930年、49ページ

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「霜の声」用例

2020年12月26日 | 日本国語大辞典-さ行

 「霜の声」という用語は、日本国語大辞典・第2版では、『匠材集』(1597年)の例が早いのですが、100年以上さかのぼる用例があります。

 (寒樹交松)
枝ごとに一葉のこさぬ霜のこゑ松よりさむし杜の木枯
(草根集・5685~『新編国歌大観8』177ページ)

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