日本国語大辞典「犬の子①」の語釈は「子犬」ですが、かなりさかのぼる用例を見つけました。
かくて年月をすぐすに、家にある犬、十二月十五日に子をうみてき。その犬の子すこしおとなびて、此の妻女(めのをんな)を見るたびごとにほえしかば、(略)
『水鏡(岩波文庫)』和田英松校訂、1930年、49ページ
日本国語大辞典「犬の子①」の語釈は「子犬」ですが、かなりさかのぼる用例を見つけました。
かくて年月をすぐすに、家にある犬、十二月十五日に子をうみてき。その犬の子すこしおとなびて、此の妻女(めのをんな)を見るたびごとにほえしかば、(略)
『水鏡(岩波文庫)』和田英松校訂、1930年、49ページ
「霜の声」という用語は、日本国語大辞典・第2版では、『匠材集』(1597年)の例が早いのですが、100年以上さかのぼる用例があります。
(寒樹交松)
枝ごとに一葉のこさぬ霜のこゑ松よりさむし杜の木枯
(草根集・5685~『新編国歌大観8』177ページ)