monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

遠山田(とほやまだ)

2023年05月03日 | 日本古典文学-坤儀

遠山田(とほやまだ)

とほやまた-かすみたなひき-はやとほに-いもかめみすて-わかこふるかも
(夫木和歌抄_人麿~日文研HPより)

題しらす 躬恒 
とを山田/もるや人めの/しけけれは/ほにこそいてね/忘れやはする 
(続古今和歌集~国文学研究資料館HPより)

遠山田おりたつ田子のいとまなみとるや早苗にけふも暮れつつ
(宝治百首_基良~日文研HPより)

遠山田むらむらほさき出てにけりいまやみもりのいほりさすらん
(宝治百首_真観~日文研HPより)

わかせなは-つまこひすらし-とほやまた-まもるにつけて-ひかすへぬれは
(好忠集/曾丹集~日文研HPより)

とほやまた-いなはのかせは-ほのかにて-いほもるひたの-さよふかきこゑ
(明日香井集_雅経~日文研HPより)


深山田(みやまだ)

2023年05月02日 | 日本古典文学-坤儀

深山田(みやまだ)

みやまたに-かすみたなひき-はるめきぬ-いかにみやこの-のとけからまし
(新撰和歌六帖_光俊~日文研HPより)

今はとて早苗とるらしみ山田にせきいるる水の末そにこれる
(宝治百首_頼氏~日文研HPより)

みやまたの-おくてのいねを-かりほして-まもるかりほに-いくよへぬらむ
(躬恒集~日文研HPより)

むらさめにとまふきそへよみ山田のかりほの床は露もこそもれ
(宝治百首_行家~日文研HPより)

めくり行く日数もしらぬみ山田の庵とふ物はあきのむらさめ
(宝治百首_隆親~日文研HPより)