ピンク色系の更紗柄小紋の着物の袖を使って、春っぽいスヌードを作りました。
今まで作ったのは、①並幅×約150㎝×1枚を使って、出来上がり幅が半幅のものと、②並幅×約150㎝×2枚を使って、袷仕立てで出来上がり幅が並幅のサイズのもの。いずれも首まわりで二重に出来ます。
今回は③並幅×約80㎝×2枚を使って、袷仕立てで出来上がり幅が並幅のサイズを作ってみました。これは首まわりは一重。
ピンク色系の更紗柄小紋の着物の袖を使って、春っぽいスヌードを作りました。
今まで作ったのは、①並幅×約150㎝×1枚を使って、出来上がり幅が半幅のものと、②並幅×約150㎝×2枚を使って、袷仕立てで出来上がり幅が並幅のサイズのもの。いずれも首まわりで二重に出来ます。
今回は③並幅×約80㎝×2枚を使って、袷仕立てで出来上がり幅が並幅のサイズを作ってみました。これは首まわりは一重。
「影が射す」という語の「光が照らす」という語釈は、日本国語大辞典では1901年の用例を早い用例に挙げていますが、もっとさかのぼる用例が和歌用例に複数あります。
00011 わたつみに-あまてるつきの-かけさして-とわたるふねも-かくれなきかな (権大納言家歌合
嘉保三年三月<二十二日>)~日文研HPより
葵草照る日は神の心かは影さすかたに先なびくらん
(葵草に照る日は神の心なのであろうか。日の光が射す方にまずなびくようだ。)
『堀河院百首和歌(和歌文学大系15)』H14(2002年)、明治書院、71ページ
00004 あさまたき草に影さす日の色のすさましきにも秋そ暮れぬる (歌合_正安元年~嘉元二年)~日文研HPより
「垣根隠れ」という語の日本国語大辞典用例は1116年ですが、もっとさかのぼる用例が複数あります。
殿上人、女房かたわきて、鶯、時鳥おとりまさると云ふ事を定むに、女方鶯をまさるといひて、そのこころをよめとませば、女方にかたらひて
うぐひすのはかぜにはなはちりにけりかきねがくれにほととぎすなけ
(33・能宣集、431)
『新編国歌大観3』1985年、130ページ
うのはなの-かきねかくれに-ほとときす-わかしのひねと-いつれほとへぬ(実方集(実方朝臣集)299)~日文研HPより
「繰り出だす」という語には、「糸や網などを繰って順々に出していく。」という語釈がありますが、日本国語大辞典の用例よりもさかのぼる用例があります。
04157 はることに-たえせぬものは-あをやきの-かせのくりいたす-いとにそありける (古今六帖)~日文研HPより
四月の風
ほのぐらい丁子の葉かげをもれてくる風のやはらかさは
恋人の夜(よる)の息(いき)のやうにやさしく
わたしのほほをかるくなでてはたはむれる。
そのにほひはあまく、
そのこゑはさわやかに、
うぐひすの黄色い胸毛(むなげ)のやうになまぬるい。
(『《限定版》大手拓次全集 第一巻』(白鳳社、昭和45年)より)