monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

落葉松(からまつ) 野上彰作詩・小林 秀雄作曲

2010年11月27日 | 音楽

落葉松 野上彰

落葉松の秋の雨に
わたしの手が濡れる

落葉松の夜の雨に
わたしの心が濡れる

落葉松の陽(ひ)のある雨に
わたしの思い出が濡れる

落葉松の小鳥の雨に
わたしの乾いた眼が濡れる

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里の秋

2010年11月26日 | 音楽

里の秋

しずかな しずかな 里の秋
おせどに きのみの おちる夜は
ああ かあさんと ただふたり
栗の実 煮てます いろりばた

あかるい あかるい 星の空
なきなき よがもの わたる夜は
ああ とうさんの あのえがお
栗の実 たべては おもいだす

さよなら さよなら 椰子の島
お船に ゆられて 帰られる
ああ とうさんよ ご無事でと
今夜も かあさんと いのります

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残菊

2010年11月25日 | 日本古典文学-和歌-冬

菊のはな夜(よ)のまに色やかはれると露をはらひて今朝見つるかな(内大臣家歌合)

菊のはな手折りては見じ初霜の置きながらこそ色まさりけれ(新古今和歌集)

初霜とひとつ色には見ゆれども香(か)こそしるけれ白菊の花(続古今和歌集)

花と見しまがきも今はあれはてて霜ににほへる菊のひともと(新続古今和歌集)

霜のうちにのこれる菊の錦にはたちまさるべき花のなきかな(夫木抄)

ちりはてて花なきときの菊なればうつろふ色の惜しくもあるかな(続古今和歌集)

うつろふもさかりを見する花なれば霜に惜しまぬ庭のしら菊(新後撰和歌集)

白菊の花もてはやす霜の色に月のひかりをさしそふるかな(為忠家後度百首)

染めかふるまがきの菊のむらさきは冬にうつろふ色にぞありける(風雅和歌集)

むらさきにうつろひにしを置く霜のなほ白菊と見するなりけり(後拾遺和歌集)

霜枯れの菊なかりせばいとどしく冬の籬(まがき)やさびしからまし(内大臣家歌合)

おのづ から残るもさびし霜枯れの草葉にまじる庭のしら菊(新後撰和歌集)

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緑川光さんが加藤(旧姓森)文太郎役

2010年11月16日 | 読書日記

 マンガ「孤高の人」の連載は読んでましたが、VOMIC(ヴォミック=ヴォイス・コミック)は知らなかったです。緑川光さんが加藤(旧姓森)文太郎役です。4回で終了ということがすごく残念なくらい面白かったですよ。
 雑誌「ヤング・ジャンプ」の「孤高の人」のVOMICのページはこちら

 でも、緑川さんの声は、私には少しイメージが違う感じでした。優等生すぎとゆーか、カワイすぎる声とゆーか。もっとぶっきらぼうで無表情・無感動でまずはいってほしかった。飾り(?)はいらない、って感じ。
 画面は原作コミックのページから抽出して映像にしてるんだけど、すごく良かったです。ぜいたくを言ってよいなら、カラーでほしいなーと思いました。
 あと、「スラム・ダンク」の桜木花道役の草尾さんが脇役で登場してて(第三話)、フリートーク(緑川さんの「自分はM」宣言とか)が面白かったですよ。

 初期の話を久しぶりに見たせいか、自分でもクライミングを体験してみたいなー、なんて思いました。最近は屋内のフリークライミング場もあるしね。

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雑誌「上代文学」がPDFで公開

2010年11月08日 | 日本古典文学

 上代文学会の機関誌「上代文学」のバックナンバーの一部が、PDFで閲覧できるようになりました。(上代文学会のHPはこちら。)
 古典文学に興味のある方なら、のぞいてみると面白いと思います。

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