*紅葉(もみじ)
*葡萄(ぶどう)
アメリカの週刊誌「ニューズウィーク」が、紙媒体の発行を終了し、来年・2013年1月から電子版に完全移行するそうです。電子版の名称は「ニューズウィーク・グローバル」で、閲覧は有料とのこと。
日本の新聞などでも電子版を販売しているのは知ってましたが、あの「ニューズウィーク」が紙媒体の発行をやめてしまうとは!
マインドマップという単語を知って、提唱者のトニー・ブザンの本など何冊かを読んでみました。もともと自分でも、メモとか要約はよくする方でしたが、放射状に書くという手法に、目からウロコ!
さっそく、自分のやりたいと思っていたことを、マインドマッピングしてみました。書いているうちに、すぐそれに取りかかりたくなり、久しくほったらかしにしていたデータ収集をキリのよいとこまで終え、そのまま、そのデータの入力を再開。細切れの時間を使って、入力を継続中です。
古典和歌の四季題も、このマインドマップ方式で一覧できるようにしてみると面白いかも。
それから、自分の決断とか、会社・事業所等の二者択一の進路選択の際に、マインドマップを使ってプラスマイナスの評価をして決定するのが、実用的でおもしろいです。
また、紙の中心から放射状に書く、ということだけを応用して、手持ちの着物の春夏秋冬別ワードローブを作りました。文字で書きましたが、ゆくゆくは、写真を撮って貼り付けていく方法で作りたいです。
ウィリアム・モリスの座右の銘は「If I can」「Si je puis」。これは、フランドルの画家ファン・アイクのモットーを自己のモットーとした、ということです。
「私にできるかぎりのことをする」という、芸術家魂をうかがわせるエピソードです。
沼 ピエエル・ゴオチェ
茂りし林の奧深く
黒く声なく沼は眠れり。
一度(ひとたび)も微風(そよかぜ)は水の面(おも)を拭(ぬぐ)はず。
いささかの波の動きも其の底より起りし事なし。
枯れたる枝の繁きがもとに
空には隠れ、日に遠く、
重き月日の平和の底、
山毛欅(ぶなのき)の暗き木蔭に沼は眠れり。
秋のあらしに、影の中(うち)、
衣(ころも)剥がれし梢は、
濁りて曇りし鏡の上に、
冷(ひや)やかなる其の冠(かんむり)をぬぐまもあらず。
落(おつ)る木の葉の一(ひと)ひらごとに
皺の刻(きざ)みは眠れる水にひろがりて、
凋落(てうらく)を迎ふる水の面(おもて)に、
落(おつ)る木の葉はゆるやかに流る。
一羽の小鳥も水飲まんとて来(きた)りし事なく、
いかなる眼(まなこ)も其の水底(みなそこ)を覗(うかゞ)ひし事なし。
――茂りし林の奥深く
黒く声なき沼は眠れり。
(「珊瑚集(仏蘭西近代抒情詩選)」より)