万代(よろづよ)をかぞへむものは紀の国のちひろの浜の真砂なりけり(後拾遺和歌集)
むかしより思ふ心はありそ海(うみ)の浜の真砂は数も知られず(大和物語)
君がため思ふ心はありそ海の浜のまさごにおとらざりけり(宇津保物語)
わが恋はよむとも尽きじありそ海の浜のまさごはよみつくすとも(古今和歌集)
ありそ海の浜の真砂をみなもがなひとり寝(ぬ)る夜の数にとるべく(後拾遺和歌集)
いかにせむなほ世の中にありそ海の浜の真砂の数ならぬ身を(嘉元百首)
あら磯の岩うつ浪の玉ゆらもくだけてものを思はずもがな(信生法師集)
思ふことありその海に立つ波のよるよるかけてぬるる袖かな(永享百首)
棹(さを)させど底ひも知らぬわたつうみの深きこころを君は知らなむ(古今和歌六帖)
汲(く)みて知る人やなからむわたつ海のちひろの底のふかき思ひを(拾玉集)
わたつうみの浪の千尋(ちひろ)の底よりもふかき思ひのありと知らずや(文保百首)
わたつうみの千尋の底もかぎりあれば深きこころを何にたとへむ(続後撰和歌集)
日本語学会の機関誌「国語学」全巻の全文データベースが、国立国語研究所にて公開されました。(昭和23年から平成16年の終刊・第219号まで。)
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先日のNHKテレビ「ためしてガッテン」(6/6)も興味ぶかかったです。「早食いは太る」というのはホントだったんですねー。“噛むだけダイエット”も流行るのではないでしょうか。
食事の際、口の中の食べ物をよーく噛むと、脳内にヒスタミンという物質ができ、食欲を抑える効果があるのだとか。ヒスタミンが脳の満腹中枢を刺激して満腹感が高まり、いつもより少ない量で満腹を感じるという仕組みのようです。
また、ヒスタミンの原料となるヒスチジンを多く含む、カツオ・マグロ・ブリ・サンマなど青魚を食べるのも効果有りとのこと。
前ふりの部分では、「美味しいものを食べると脳内でβエンドルフィンという快感物質が出る」とか、「美味しいものを食べると、脳の前頭前野(判断や意志決定をする部分)の活動が、低下する」=理性が食欲に負ける、などナルホドと思うことが多かったです。