monoろぐ

古典和歌をメインにブログを書いてます。歌題ごとに和歌を四季に分類。

100均にマスキングテープ登場

2010年04月26日 | 雑日記

 100円ショップにマスキングテープを置いてるのを発見しました(キャン☆ドゥ)。以前から模様の入ったテープとかは置いてたので、マスキングテープを早く商品化してくれないかなーと思ってたのでした。色は白1色でしたが、幅は4種類くらいあって、早速、一番細いのを買いました。白無地でも、スタンプを押すとかすれば、かわいくなりますよ。そのうち、他の色とか柄ものとかも商品化されるかもね?


ふかみ草

2010年04月24日 | 日本古典文学-和歌-夏

くれなゐのやしほの色のふかみ草を卯の花がきの庭に見るかな(拾玉集)

植ゑたつるまがきのうちのしげりあひてはつかに見ゆるふかみ草かな(正治二年初度百首)

むらさきの露さへ野べのふかみぐさ誰(た)が住みすてし庭のまがきぞ(壬二集)

咲く花の露もこころもふかみ草ただなほざりの色とやは見る(草根集)

咲き散るはほどこそなけれふかみ草はつかの月ぞおそくいでぬる(続草庵集)

人しれず思ふこころはふかみぐさ花咲きてこそ色に出(い)でけれ(千載和歌集)

ともに見んことわりあれやもろこしの獅子をえがけばぼうたんの花(草根集)

(「ふかみぐさ/渤海草・深見草」=牡丹)


くれなゐ/末摘花(すゑつむはな)

2010年04月23日 | 日本古典文学-和歌-夏

誰(た)が蒔(ま)きし紅(くれなゐ)なれか三輪山をひたくれなゐににほはせるらむ(古今和歌六帖)

くれなゐの浅葉の野らも夏草のみどりに見えて深きころかな(延文百首)

咲けば散るものと思ひしくれなゐは涙の川の色にざりける(貫之集)

人しれず思へばくるしくれなゐの末摘花の色に出(い)でなむ(古今和歌集)

かくばかり恋しわたらばくれなゐの末摘花の色に出(い)でぬべし(古今和歌六帖)

堰きかねし涙のはてや紅のうす花染の色に出(い)づ らむ(新千載和歌集)

我が恋やすゑつむ花の色ならむくれなゐにのみ濡るる袖かな(後三条院四官侍所歌合)

よそにのみ見つつ恋ひなむくれなゐの末つむ花の色に出(い)でなで(柿本集)

くれなゐのうす染衣(ごろも)あさはかにあひ見る人に恋ふるころかな(夫木抄)


賀茂祭/葵祭

2010年04月20日 | 日本古典文学-和歌-夏

めづ らしく年(とし)にひとたび あふひをや神もうれしとみそなはすらむ(永久百首)

神代より年に一(ひと)たび葵(あふひ)ぐさあふ日まれなるかざしなりけり(千五百番歌合)

神まつる時は来(き)ぬらしやどことに今日は葵のもろかづ らせり(夫木抄)

もろ人の今日みなかくるもろかづ ら あまねき神のしるしなりけり(為忠家後度百首)

葵草かざり車のけしきまで今日はことなる物見(ものみ)とぞ聞く(夫木抄)


賀茂のみあれ

2010年04月17日 | 日本古典文学-和歌-夏

人もみなかづ らかざしてちはやぶる神のみあれにあふひなりけり(古今和歌六帖)

かけまくもかたじけなきはちはやぶる神のみあれにあふひなりけり(堀河百首)

むかしより今日のみあれにあふひ草かけてぞたのむ神のしるしを(堀河百首)

あはれとや神もみあれにあふひ草ふたばよりこそたのみそめしか(風雅和歌集)

はふり子ももろかづ らして神山のみあれの鈴をひきならすかな(為忠家後度百首)