イチョウの葉の防虫剤の作り方(「銀座もとじ」HPより)
1.イチョウの葉を洗う
2.3,4日干して完全に乾燥させる(1日目は天日乾燥が望ましい)
3.絹か綿の袋に詰める(糊分や汚れを含んでいないもの)
箪笥の引き出しひとつに1個(こぶし大くらいの葉)入れるとよく、効果は2年くらいとのことです。
イチョウの葉の防虫剤の作り方(「銀座もとじ」HPより)
1.イチョウの葉を洗う
2.3,4日干して完全に乾燥させる(1日目は天日乾燥が望ましい)
3.絹か綿の袋に詰める(糊分や汚れを含んでいないもの)
箪笥の引き出しひとつに1個(こぶし大くらいの葉)入れるとよく、効果は2年くらいとのことです。
山元哲史の『「山吹」をめぐる和歌語彙の空間』という論文をたまたま見つけました。
以前に読んだ城田俊の「ことばの縁」(リベルタ出版)をきっかけに、和歌語彙から縁語を集めたい、と思っていたので、おもしろく読みました。こういうふうに、数式を元にして視覚的な図で示すことができるのはいいですね。
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「八重」と「山吹」の語のつながりについては、この論説のとおりだと思います。和歌に詠まれる「山吹」が八重か一重かなんて、そういえば、考えなかったけれど、「通常は八重山吹を詠んでいる」ようです。(「やまふき」×「ひとへ」で和歌検索してみると、反語?的に証歌といえるような和歌がたくさんヒットしました。)
著者のおっしゃるように、辞書や歌言葉辞典の類にも、その旨を載せてほしいものです。
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笠間書院の「古典対照語い表」の新データとこういう数式を掛け合わせて色々検索・考察できるでしょうか。散文における語の繋がり、というテーマでも色々調べてみたいかも。
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ただ、「山吹」の語を元に抽出した語を図示した図4に、なぜ「色」の字が含まれていないのかな?と疑問に思いました。(「梔子」の語も「色」と繋がっていてよいはずと思います。)数式は門外漢でさっぱりわからないのですが、「花」と「色」も繋がっていてよいように思います。
国文学研究資料館の二十一代集データベースで、「やまふき」×「いろ」で和歌検索した結果、八代集中歌は7首ありました。
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古今和歌集 春雨に/匂へる色も/あかなくに/かさへなつかし/山ふきの花
後撰和歌集 わかきたる/ひとへ衣は/山吹の/八重のいろにも/おとらさりけり
(拾遺和歌集 さは水に/かはつなくなり/やまふきの/うつろふ影や/そこにみゆらん *4うつろふいろや)
後拾遺和歌集 いはぬまを/つゝみし程に/くちなしの/色にやみえし/山ふきの花
千載和歌集 吉野川/岸のやまふき/咲ぬれは/底にそふかき/色はみえける
千載和歌集 口なしの/色にそすめる/やまふきの/はなの下行/井手の川水
新古今和歌集 やへなから/色もかはらぬ/山吹の/なと九重に/さかすなりにし 御返し 九重に/あらて八重さく/山吹の/いはぬ色をは/しる人もなし
1971年刊の「古典対照語い表」(笠間書院)が、来春、改訂増補版「日本古典対照分類語彙表」として刊行予定とのことです。
文学作品を追加し、エクセルデータ収録CDが付いてくるというので、基礎データとして使いやすそう。出版が楽しみです。
予価7,500円(税別)とのこと。
最近思いついた「古典文学における季節表現」の用例収集にも、使えそうです。「分類語彙表」(国立国語研究時編)の分類番号があるから、それを使って抽出するか、「四季」あるいは「季節」などの意味分類の単語を集めて、使われている文学作品に当たることが可能かな。
残り居て霜をいただく翁草(おきなぐさ)冬の野守(のもり)となりやしぬらむ(六百番歌合)
なにゆゑか人もすさめぬ翁草 身はくちはつる野べの霜枯れ(宝治百首)