映画を観よう、と思うと、意外と観られるもんです。
「キャピタリズム マネーは踊る」
監督:マイケル・ムーア
告発映画。「キャピタリズムの先」として、こういう事態もありうるな、と
いう世界が、アメリカには現実になっている。
どれもこれも、キャピタリズムの理論で、説明できる、ある意味合理的な結果だから、
余計に考えさせられる。
住宅ローンが払えずに、間髪入れずに強制撤去させられる人たちとか、
従業員に対して生命保険を掛け、それを家族に知らせない大企業とか、
リーマンショックで巨額の公的資金が注入された銀行が、
取引先の企業に追加融資をせず、工場の閉鎖によって多くの人が失業している実態とか。
住宅から強制撤去させる人として、「保安官」という職業の人が出てきたけど、
これは一体どんなポジションの人なのかがよくわからず、困惑した。
http://www.heatwave-toys.com/datafiles/police/data-us_police.shtml
ここに書いてあるsheriffのことだと思うのだけど、
威圧的に追い出し、その後は追い出した家のドアにベニヤ板を打ち付けるほどの
どんな権限のあるひとなのだろうと気になった。
それと、公的資金が入った企業が、その後どんな動きをするのか、
お金の使い道はどうなのか、といったことをしっかり追いかけないといけないなと思った。
「天国と地獄」(1963)
監督:黒澤明、主演:三船俊郎
2時間27分の大作。2回に分けて観た。
映画と言うより、テレビドラマっぽい親しみやすさを感じた。
一流の役者がそろって居るんだろうな、という感じはあるが、
それよりストーリーが面白い。
エド・マクベインという人のアメリカ小説が原作。
「格差の戦後史」の中で、横浜の丘の上に豪邸を構える権藤(靴メーカーの重役)
と、丘の下の3畳の部屋で、「冬は寒くて寝られない、夏は暑くて眠れない」という
生活を送る、医学部の研修生の対比を紹介していて興味を持った。
この研修生が、権藤の息子を誘拐する。誘拐したら、権藤家の運転手をやっている
青木の息子だった。権藤は身代金を払うのか?犯人は捕まるのか?
というストーリー。
ウィキペディアより、背景の紹介。
黒澤が『キングの身代金』を映画化しようと思った動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ(未成年者略取誘拐罪で3ヶ月以上5年以下の懲役〈刑法第224条〉、営利略取誘拐罪で1年以上10年以下の懲役〈刑法第225条〉)に対する憤り(劇場公開時のパンフレットでも誘拐行為を批判している)」だという。
映画は興行的には成功するが、一方で公開の翌4月には都内を中心に誘拐事件が多発した。映画は公開中止にはならなかったが、国会でも問題として取り上げられ、1964年の刑法一部改正(「身代金目的の略取(無期又は3年以上の懲役)」を追加)のきっかけになったという。
「幸せになるための27のドレス」
監督:アン・フレッチャー 主演:キャサリン・ハイグル
「プラダを着た悪魔」のスタッフが送る~とあったから
観てみたけど、全然比じゃなかった。特段面白くなかった。
ちょっと興味を持ったのは、「ブライズメイト」という
花嫁の付添人のこと。
海外ドラマだとよく出てくる。結婚式のときに、3~4人がおそろいの
ドレスを着せられて、花を持って花嫁の横に立っている。
窮屈そうなしきたりだなあと。
※あるサイトより
ブライズメイド(bride's maid)とは、花嫁の付き添い人、立会人として、結婚式で花嫁の側に立つ女性たちのこと。主に花嫁の友達、姉妹、親族で、未婚の女性が務める。バージンロードで花嫁に先立って入場し、花嫁の身の回りの世話をする。白以外のお揃いのドレスを着てブーケを持ち、花嫁に華を添え引き立てる。ドレスは新婦が用意してプレゼントする。
ブライズメイドは、結婚する花嫁を祝福する前祝いパーティのブライダルシャワー(bridal shower)を企画する。ブライダルシャワーは一般的に結婚式の2ヶ月前から2週間前ぐらいに、レストランや花嫁・ブライズメイドの自宅などで行われる。参加者は伝統的に女性のみで、お茶やおしゃべりを楽しみながらお祝いし、花嫁が集まったプレゼントを順番に開けてゆく。
花婿側の同じ役割をグルームズマン(日本ではアッシャーと呼ぶ場合が多い)と呼び、ブライズメイドとグルームズマンは人数を揃える。一般的にブライズメイドは2~5名程度選ばれるが、人数が多いほどステイタスが高いとされる。ブライズメイドの中でも一番花嫁と親しい、代表的な立場の女性をメイド・オブ・オナーと呼ぶ。一方、花婿側の代表をベストマンと呼ぶ。
ブライズメイドやグルームズマンの習慣は、中世のヨーロッパが起源で、花嫁の幸せを妬む悪魔から花嫁を守るために、未婚の姉妹や友人たちが花嫁と同じような衣裳を着て付き添い、悪魔の眼を惑わした伝統が由来とされる。
「キャピタリズム マネーは踊る」
監督:マイケル・ムーア
告発映画。「キャピタリズムの先」として、こういう事態もありうるな、と
いう世界が、アメリカには現実になっている。
どれもこれも、キャピタリズムの理論で、説明できる、ある意味合理的な結果だから、
余計に考えさせられる。
住宅ローンが払えずに、間髪入れずに強制撤去させられる人たちとか、
従業員に対して生命保険を掛け、それを家族に知らせない大企業とか、
リーマンショックで巨額の公的資金が注入された銀行が、
取引先の企業に追加融資をせず、工場の閉鎖によって多くの人が失業している実態とか。
住宅から強制撤去させる人として、「保安官」という職業の人が出てきたけど、
これは一体どんなポジションの人なのかがよくわからず、困惑した。
http://www.heatwave-toys.com/datafiles/police/data-us_police.shtml
ここに書いてあるsheriffのことだと思うのだけど、
威圧的に追い出し、その後は追い出した家のドアにベニヤ板を打ち付けるほどの
どんな権限のあるひとなのだろうと気になった。
それと、公的資金が入った企業が、その後どんな動きをするのか、
お金の使い道はどうなのか、といったことをしっかり追いかけないといけないなと思った。
「天国と地獄」(1963)
監督:黒澤明、主演:三船俊郎
2時間27分の大作。2回に分けて観た。
映画と言うより、テレビドラマっぽい親しみやすさを感じた。
一流の役者がそろって居るんだろうな、という感じはあるが、
それよりストーリーが面白い。
エド・マクベインという人のアメリカ小説が原作。
「格差の戦後史」の中で、横浜の丘の上に豪邸を構える権藤(靴メーカーの重役)
と、丘の下の3畳の部屋で、「冬は寒くて寝られない、夏は暑くて眠れない」という
生活を送る、医学部の研修生の対比を紹介していて興味を持った。
この研修生が、権藤の息子を誘拐する。誘拐したら、権藤家の運転手をやっている
青木の息子だった。権藤は身代金を払うのか?犯人は捕まるのか?
というストーリー。
ウィキペディアより、背景の紹介。
黒澤が『キングの身代金』を映画化しようと思った動機は2点あり、「徹底的に細部にこだわった推理映画を作ってみよう」ということと「当時の誘拐罪に対する刑の軽さ(未成年者略取誘拐罪で3ヶ月以上5年以下の懲役〈刑法第224条〉、営利略取誘拐罪で1年以上10年以下の懲役〈刑法第225条〉)に対する憤り(劇場公開時のパンフレットでも誘拐行為を批判している)」だという。
映画は興行的には成功するが、一方で公開の翌4月には都内を中心に誘拐事件が多発した。映画は公開中止にはならなかったが、国会でも問題として取り上げられ、1964年の刑法一部改正(「身代金目的の略取(無期又は3年以上の懲役)」を追加)のきっかけになったという。
「幸せになるための27のドレス」
監督:アン・フレッチャー 主演:キャサリン・ハイグル
「プラダを着た悪魔」のスタッフが送る~とあったから
観てみたけど、全然比じゃなかった。特段面白くなかった。
ちょっと興味を持ったのは、「ブライズメイト」という
花嫁の付添人のこと。
海外ドラマだとよく出てくる。結婚式のときに、3~4人がおそろいの
ドレスを着せられて、花を持って花嫁の横に立っている。
窮屈そうなしきたりだなあと。
※あるサイトより
ブライズメイド(bride's maid)とは、花嫁の付き添い人、立会人として、結婚式で花嫁の側に立つ女性たちのこと。主に花嫁の友達、姉妹、親族で、未婚の女性が務める。バージンロードで花嫁に先立って入場し、花嫁の身の回りの世話をする。白以外のお揃いのドレスを着てブーケを持ち、花嫁に華を添え引き立てる。ドレスは新婦が用意してプレゼントする。
ブライズメイドは、結婚する花嫁を祝福する前祝いパーティのブライダルシャワー(bridal shower)を企画する。ブライダルシャワーは一般的に結婚式の2ヶ月前から2週間前ぐらいに、レストランや花嫁・ブライズメイドの自宅などで行われる。参加者は伝統的に女性のみで、お茶やおしゃべりを楽しみながらお祝いし、花嫁が集まったプレゼントを順番に開けてゆく。
花婿側の同じ役割をグルームズマン(日本ではアッシャーと呼ぶ場合が多い)と呼び、ブライズメイドとグルームズマンは人数を揃える。一般的にブライズメイドは2~5名程度選ばれるが、人数が多いほどステイタスが高いとされる。ブライズメイドの中でも一番花嫁と親しい、代表的な立場の女性をメイド・オブ・オナーと呼ぶ。一方、花婿側の代表をベストマンと呼ぶ。
ブライズメイドやグルームズマンの習慣は、中世のヨーロッパが起源で、花嫁の幸せを妬む悪魔から花嫁を守るために、未婚の姉妹や友人たちが花嫁と同じような衣裳を着て付き添い、悪魔の眼を惑わした伝統が由来とされる。