ほっぷ すてっぷ

精神保健福祉士、元新聞記者。福祉仕事と育児で「兼業」中。名古屋在住の転勤族。

女性と子育て

2014-01-24 17:16:19 | Book
最近読んだ本から学んだこと。
Facebook CEO のシェリル・サンドラバーグ『LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲』
私自身もまた、「自分は女性だから」「結婚や出産で人生が左右されてキャリアが築けない部分があるとしても仕方ない」といった考えが根底にあったことを自覚させられてびっくりした。人は、同じメッセージを「これでもか」というほど言われないと、気づかないものだ。この本も、女性は「女性だから」と諦めている部分、諦めがちであることを十分自覚して、そうならないように、その分野でトップの人間になるということを遠い世界の話と考えないように、といったことを、彼女の経験や研究者の論文、身近なエピソードから繰り返し繰り返し説く。
この本で気づかされたもう一つのことは、「私みたいな人間をフェミニストと言うのかも」ということ。この著者自身も告白しているが、自分をフェミニストだと言うことには抵抗があった。フェミニストというと、わからずやの権利主義者のようで。でもそれは、フェミニストも定義の方が間違っているのであって、彼女自身、自分をフェミニストだと宣言している。私にも共通する部分がある。こないだ生まれた自分の娘に、第一印象でははっきりと女の子か男の子か分からない名前をつけたのも、うまく説明できないが、「男も女もなく、自信を持って生きていってほしい」というような思いがあった。名前から女性だということが分かり、それが前提で物事が進むことで、メリットもあるがデメリットもある気がしているからだ。それがどんなケースかうまく説明できないけど。

加藤尚武『子育ての倫理学―少年犯罪の深層から考える』からは、赤ちゃんの脳は小さく、3歳までに急成長すること、その間に十分な愛情に触れられないことを「母性剥奪」といい、その後子供にどれだけ愛情を注いでも子供の敵対心や攻撃性(潜在的なものを含む)を取り除くことはできなくなる可能性が高まることなどが書かれていた。始めて興味を持った分野で新鮮だった。(夫に勧められて読んだのだけど)

この他に読んだ本…思い出したら書くことにします。



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