本日は夕刻5時からの日経CNBCの市況番組で話をさせてもらった。時間は5分30秒だが、前が少し押した関係で実質的に5分間。本年最後の放送ということで、金市場の今年の総括と来年の価格展望。この翌年の見通しは、値位置が上がるに従いどんどん難しくなっている。番組のディレクターはどうしても具体的な予想数字を欲しがるのは理解できるが、“振れ”が大きい相場になるのは必然で、それをレンジで示すと780~1000などという、やや間の抜けたものとなる。不確定要素が多いのはいつものことだが、グローバル化、IT化でその価格への投影のされ方が一様ではないからだ。・・・・とまぁ、こんなことを言っても始まらないので2008年に予想される外部要因のイベントを書きだし、そこに内部要因で予想されることを重ね、四半期毎にレンジで示すということをやってみた。それを基に番組用のフリップが用意されたが、時間の関係で長くは映らなかったようだ。1月から2月上旬の早い段階で過去最高値突破とした。来年のポイントはやはりドル相場の行方・・・となると「米国の金融政策の方向」や「ドル離れの度合い」、「サブプライム問題の行方」が関心事となる。そしてやはりETF。来年は東証への上場が控えており、そのタイミングが価格展開に与える度合いも大きくなりそうだ。年金ばかりでなく国内の生損保がどう出るのかも関心事になりそうだ。ETFの拡大とその価格感応度の上昇が、鉱山をしてヘッジ解消を促進させるのではないか?とした。
パキスタンのブット前首相が自爆テロで暗殺されるというニュースが入ってきた。
パキスタンのブット前首相が自爆テロで暗殺されるというニュースが入ってきた。
年も押し迫って地政学的サプライズ。
パキスタン情勢の悪化で金上昇、米国株下落、そして為替は?多分円高でしょう。
それにしても、いろいろありますね。
やっぱり変です。有事のドルが逆の動きになっている・・・。
来年末予想 金価格1オンス1000ドル台乗せ、さらに先高感強し。金ETF残高1100トン越え、更なる増加傾向。国内価格1g4200円越え。ドルはジリ安も暴落は無し。中東勢のドルは逃げ場が無く信任する形に、嫌々仕方なく原油高で相殺。。。。サブプライムは世界中でヘルプ。誰も一見、傷まない格好に。。
こんなんでいかがでしょうか?
なんでこんな簡単なことに気がつかなかったんでしょう。金ETFってよく考えれば金本位制じゃないですか?ついつい株式などの証券関係とみてしまうのでこんな簡単なロジックに気がつかないとすればなかなか当局の思惑通りなのでしょうか?それにしてもアメリカで金本位制回帰の民間団体取り締まっておいて金ETFを公認するなんてダブルスタンダードもいいとこですね。金ETF現状では1100トンですが、いずれ世界で数万トンを超え取引も外為並みとなれば代理通貨としても意識されるかもと考えています。
アメリカはうまいこと考えたな。世界一の現物保有国だからな。そうなれば、将来はドル高!?と考えていいのだろうか。