亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

NY金は1309.30ドルで終了(12月29日の忘年会)

2017年12月31日 14時20分41秒 | 金市場

年末のドタバタで更新が滞りました。29日は、以前、講師をやらせてもらった敏腕個人投資家の勉強会メンバーを中心とする忘年会が都内であり、急遽声がかかり参加。二十数名の参加者で、件の個人投資家の皆さんは半数くらい、後はエネルギー関係のアナリストなど異業種交流会の様相。

ただ投資家の皆さんは、いずれもただ者ではない人達ばかり。マネー誌などに本名ではなく登場する人も多く、たとえば職業は掃除夫、資産は数億円というような人達。もともと少額から株式投資を始めた人が多い。言えるのはそれぞれ個性的で話していて楽しい。一様に投資の上での独自のルールが確立しているようだ。もっとも、忘年会なので、以前、知り合った人も何人かいて楽しく飲んで話して、取り立てて具体的な相場の話をするわけではない。ただし、この機会だからと最近の市場環境などを持ち出すと、 “互いの見解のキャッチボール” 的な話が面白いし、参考になる。来年の春に久々に講師の声がかかり、もちろん快諾。こちらとしても楽しみだ。

さてNY金のほうは、1300ドル超で2017年を終えた。11月16日のラジオ日経「マーケット・トレンド」にて、年内1300ドル超で終了という話をしており、その通りなったので正直、 “お~、よしよし”といったところだ。そういえば、今回の忘年会で初対面のベテラン証券アナリストの方が、当方のことを以前から関心を持って見ていてくれているようで、(結果的に)あるアドバイスをしてくれ、なかなか率直にモノを申してくれる人が少ない中で、ありがたかった。何気に触れあった人との話に、自分の仕事のスタンスが変わることもあるなぁ・・と。

NY金に話を戻すと、このところ市況解説にて上げの原動力はショートカバーとしてきたが、日本時間の昨日早朝に発表されたCFTCのデータでは、やはりショートは減っていた。ざっくり書くと12月の前半2週間で重量換算で99トン増えたショートが、後半2週間で87トン手仕舞われていた。つまり“踏まされ”ていた。今週末はドル安が目立ち、ユーロドルは9月11日以来の1.2ドル台の高値に。ユーロ高はそのままドル・インデックス(DXY)に反映され9月以来の92ポイント割れが見えてきた。

ちなみにラジオ日経「マーケット・トレンド」11月16日放送分のURLが、ラジオ日経のサイトで表示されないので、直近12月14日分を以下に掲載することに。

みなさま、良い年をお迎えください。

マーケットトレンド 12月14日放送分
http://www.radionikkei.jp/podcasting/trend/2017/12/player-20171214.html


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