本日も遅くなってしまった。金市場の中の話(内部要因)で、今週は2次ワシントン協定で5年で総額600トン単年で120トンの売却枠を持っているドイツ連銀のウィーバー総裁が記念金貨鋳造用の8トンを除いて売却予定はないと発言していた。次年度についても予定はないと。結局ドイツは600トンの売却枠だけ持ってはいるが、行使しないという話。数量ベースではバカにならない量だが、これは今や市場内では織り込み済みの話といえる。そもそもユーロ導入国に課せられた「安定成長協定(単年度の財政赤字をGDPの3%以下に抑える)」をドイツなど中軸国がクリアできていないことからこの話は始まるのだが、ドイツは金売却ではなく増税(付加価値税を16%から19%に引き上げ済み)で道をつけるということをやった。メルケル首相はドイツ版「鉄の女」かもね。結局ワシントン協定売却枠は有名無実化しつつある。・・・・で調べると相変わらず積極的な売り手はフランスだ。昨年10月からでも毎月コンスタントに売りを続け1月までの合計で48.1トン売却している。おやっ!?というものは、年末にユーロ圏内で「買い!!」のデータが出て驚き、後にどこの国か分かったギリシャが11、12、1月と少しづつ買って計3.8トン。外貨準備の構成比率でドルの比率を下げるんだと公言しているロシアも10月から1月までの4ヵ月で13.6トンの買い。ロシアなど口で言うほどの量ではないが、確かにコンスタントに買ってはいる。そういえば国名は現時点でわからないがユーロ圏内の国で2月に14トン買ったところがある。いずれにしても中銀の買いがそれぞれは小口だが、買いに入る件数が増えているのは注目に値する。10年前では考えられない現象といえる。針は180度振れたわけではないが、中銀といえば「売り」だったが、「買い」も実際に出てきているということ。地味だがジワジワとセンチメントを変えていく材料となりそうだ。ところで少なくとも中銀レベルでは、フランスは「金信奉で知られる」などということは昔話ということ。
ところで最近、ロンドンの地下鉄の初乗り料金が3ポンドから4ポンドに上がり、日本円に換算すると900円にもなるという話をここに書いたことがあった。この年始まで1年半ロンドンにいた人と今夜数人で飲む機会があったが、キャッシュで乗るとその料金だが、日本版スイカやイコカ、あるいは今度の日曜(18日)から関東地区でも登場する共通乗車カード「パスモ」のようなものがロンドン地下鉄にもあって、それを使うと初乗りが1.5ポンドなんだそうな(それでも約350円)。それまでの初乗り2ポンドを3ポンドに上げ、さらに4ポンドに上げた背景には、その乗車カードの普及を促進したい政治サイドの思惑があるのではないかということだった。それでもロンドン地下鉄の初乗り900円は、いかに現時点で日本円に価値が無くなっているかを思い知らせる数字ではある。
ところで最近、ロンドンの地下鉄の初乗り料金が3ポンドから4ポンドに上がり、日本円に換算すると900円にもなるという話をここに書いたことがあった。この年始まで1年半ロンドンにいた人と今夜数人で飲む機会があったが、キャッシュで乗るとその料金だが、日本版スイカやイコカ、あるいは今度の日曜(18日)から関東地区でも登場する共通乗車カード「パスモ」のようなものがロンドン地下鉄にもあって、それを使うと初乗りが1.5ポンドなんだそうな(それでも約350円)。それまでの初乗り2ポンドを3ポンドに上げ、さらに4ポンドに上げた背景には、その乗車カードの普及を促進したい政治サイドの思惑があるのではないかということだった。それでもロンドン地下鉄の初乗り900円は、いかに現時点で日本円に価値が無くなっているかを思い知らせる数字ではある。
フランスの保守政権が何故、金売却を容認しているのか理解出来ません。かつての金好きな国民性は薄れつつあるのでしょうか?
日本銀行はまったく金を買いそうにありません。まだまだデフレが続いているし、輸出頼みの経済・財政運営に協力するためなのか、円安黙認・誘導のため、円通貨の価値を守ろうとする意思は無いように思います。
巨額な財政赤字と、後退するかも知れない日本の生産力を見ると、円安はキャリートレードが崩壊しても、続いて行く気がします。
日本は経済力や規模にふさわしい金の保有をしてもらいたい気持ちです。
高齢者なのに2チャンネル見て、目がチラチラして…この書き方でいいか、推敲不十分、ちょっと不安でした。
「愛国者の条件」読んでる時、目に入ったコメント、気になったので、でしゃばりをお詫びします。
情報の収集・分析能力は投資に大切、大局観をもって投資に臨んでね、と言いたかったのですが、本当は…
全て米国の言いなり、勿論個々人・企業を守る気持ちなど微塵もありません。
5月には企業買収しやすいように法を改めるらしいですが、どう見てもハゲタカの為としか思えませんよね。
仮に今後円高になっても、そう長続きしないだろうなと想像されます。もし1ドル110円以下みたいな円高が来たら、それこそ金や外貨・外国株など海外資産を買うチャンスではないでしょうか。
自分の身は自分で守りましょう。
私はよくわかりませんけど、著名な投資家やアナリストはドル危機の予想が多いように思います。60円に備えている企業もあるようです。
と、なると金の出番か・・・とまた妄想(笑)
自分の利益ばかり考えがちですが、ゼロにはならない資産という心がまえがいいかもしれませんね。ささやかさん言われてましたが