TV東京系列で早朝に放送されている市況番組に「モーニング・サテライト」がある。今朝その番組で取り上げられていた話題に米国で「ゴールド・パーティ」と称するジェリーなど金製品の買い付けが、ちょっとしたブームになっているというものがあった。買取業者はホテルの部屋を借りたり、個人宅に赴きホーム・パーティ形式で近所の人々が持ち寄ったジュエリーをその場で鑑定し価格を提示し、折り合えばキャッシュで買い取るというもの。価格は市場価格の8割程度とされていた。日本でも「金買い取ります」「プラチナ買い取ります」というノボリや看板を目にする機会が増えたが、米国でも昨年前半あたり、すなわち金価格が1000ドルをつけた前後からこの買取ビジネスは急拡大していた。今朝の番組では買い取り業者は「数千社」とされていた。マンハッタンのオフィスビルの中でそうして集めた金製品を精錬する場所があるのには驚いた。まさに都市鉱山なのだ。
こうした日本流に表現すると「タンスの肥し」状態のジュエリーなどを買い取るビジネスの隆盛は、そのまま需給に大きな影響を与える要素となっている。買取のインフラが整備されることで「地上在庫」と表現される様々な形で退蔵されている金の流動性を高めるが、データではスクラップ(再生金)としてカウントされるのだが、ここにきて急増し価格の頭を押さえる要素となっている。書籍でも取り上げたのだが、片やヘッジファンドや年金基金の運用というバリバリの運用プロフェッショナルと街ゆくオジサン、オバサンの運用の観点に立たない売りが、真っ向から対峙しているのが足元の金市場の構図でもある。これも金ならではということ。
ちなみに今朝の放送内容は以下で見られる。
http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/shincyouryu/post_757.html
こうした日本流に表現すると「タンスの肥し」状態のジュエリーなどを買い取るビジネスの隆盛は、そのまま需給に大きな影響を与える要素となっている。買取のインフラが整備されることで「地上在庫」と表現される様々な形で退蔵されている金の流動性を高めるが、データではスクラップ(再生金)としてカウントされるのだが、ここにきて急増し価格の頭を押さえる要素となっている。書籍でも取り上げたのだが、片やヘッジファンドや年金基金の運用というバリバリの運用プロフェッショナルと街ゆくオジサン、オバサンの運用の観点に立たない売りが、真っ向から対峙しているのが足元の金市場の構図でもある。これも金ならではということ。
ちなみに今朝の放送内容は以下で見られる。
http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/shincyouryu/post_757.html
でも今日著書を拝読、気分良くなりました。時々ブログでも練達の文章に感心する事がありましたけど、いきなり早いテンポで最近の金融恐慌と金の関係が語られるので引きずり込まれてしまいました。
考えると「金投資」の本読んだの初めてでした。このブログ見てると本を読まなくても間に合ってたんですね。
http://www.youtube.com/watch?v=pUYh-ytmXls
時期が時期なのかもしれませんが、買う人無く、かたや売り手は沢山(身近なトコだと金プラチナ買い取りますの店が急増したり、急な現金欲しさの換金売り等)
ワタシはこれまで、インド・韓国・日本の現場しか見て来なかったけど、現地の店の繁盛具合も貴金属投資の上で判断になると感じました。
M・ルイス氏がゴールドマンネタで投稿してます。
面白くてお茶を吹き出しそうになって涙を流しちゃいました。
もしよければご賞味下さい。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003001&sid=aP3RhjI4d9zg&refer=commentary