素晴らしかったゴルフ日本オープン

ゴルフの日本オープン。３日目の石川遼選手の猛チャージで俄然盛り上がった。本日午後にTV中継にくぎ付けになった人も多かろう。かく言う拙者もその一人。TV中継が始まった直後の映像がギャラリーが発した（禁止されている）シャッター音で仕切り直しになったバンカーショットだった。人気者ゆえということだろうが、ビンビンに集中してプレーをしている流れを切られたのは、チト気の毒だった。おそらくその前から同じようなことがあり、気になっていたのかも知れない。しかし、それが彼ほどの技を持っていても、バンカーからの素人のような（当方のような）ミスを誘発するのだ・・・・・と。

しかし、そこからのジリジリと追い上げてゆく状況は、皆が思うように彼は何か強い星の下に生まれているんだなぁと思わせるものだった。結果的に優勝した小田選手も最後まで競った今野選手にしても、結局彼の引き立て役に過ぎないのではないかと１７番を終わった段階では思ってしまった。彼の戦績とか過去ギャリーを沸かせてきたスター性を考えると混戦も何もすべて天がもたらした勝利を盛り上げる演出のようにも思った。しかし、そう事は簡単ではなかった。それにしても、稀にみる見応えのあるゲームだった。ゲーム終盤の混戦もしかり、３人のプレーオフに入ってからの混戦しかり。これぞプロという技の応酬だった。３人のうち誰が勝っても不思議ではなかった。違いは天の采配とでも言いたくなるような紙一重。ボールとクラブフェースに挟まった芝一枚の差で小田選手の優勝に。

最近はプレーフィーも下がってきているのでゴルフファンもさらに増えそうだ。しかし、マナーを心得ないプレーヤーも増えるのだろう。ヤレヤレ。