本日は午後、都内池袋で一般を対象にしたセミナーにて金市場についての話をさせてもらうことになっている。池袋という場所は、ほとんど縁がなく、セミナーも過去2回くらいあった程度。話の内容は、事前に固まっているが直前まで新たな要素など考えるほうなので、結局主催者側の要望した14日ではなく配布資料を提出したのは一昨日の夜半だった。金市場の内部要因の変化と外部要因はドル相場についての金市場からの視点というところに落ち着きそう。
日本時間の今朝がた発表されたCFTCのNY金のネット・ロング(買い越し残)は25万3955枚(1枚=100オンス)で約790トンに拡大していた。これは13日火曜日時点のものなので、その後はショートが増えたと見られるのでやや縮小しているかも知れないが、いずれにしても過去最高。この辺りの相場への影響をどう解釈するか。一般的には、どう見ても過熱、反落は避けられませんということにはなる。実際、今朝見たブルームバーグのアナリスト調査では来週の金価格は下げるという見方が56%となっていた。しかし、1ヵ月前からそう言われながら、ジリジリと高値を更新してきたのも事実。いつもこの調査を追いかけているわけではないので不確かだが、56%という数字は、一時より警戒が薄れてきているという数字に見えるのだがどうだろう。いずれにしても実需を主体とした相場観に立つか、投資分野を主体とした相場観に立つかで結論も分かれそうだが、みな一様に“先行きは高いです”という話になる。その点でも、今週取り上げたGFMSのプレゼンは、相当に慎重見通しだった。当方は、実需、投資双方の取り混ぜての判断だが、はっきりしろと言われれば金融寄りの判断。
宝飾が減っても、スクラップも思ったほど増えなければ、供給サイドのプレッシャーは後退する。価格が上昇、それにつれてスクラップも増加という図式は必ずしも当てはまらないと思う。NYコメックスにしてもファンドのネット・ロングばかりに関心が集まるが、それ以外にも“おやっ?”と思うことが起きているのだが・・・。
そろそろ、準備をして出掛けます。
日本時間の今朝がた発表されたCFTCのNY金のネット・ロング(買い越し残)は25万3955枚(1枚=100オンス)で約790トンに拡大していた。これは13日火曜日時点のものなので、その後はショートが増えたと見られるのでやや縮小しているかも知れないが、いずれにしても過去最高。この辺りの相場への影響をどう解釈するか。一般的には、どう見ても過熱、反落は避けられませんということにはなる。実際、今朝見たブルームバーグのアナリスト調査では来週の金価格は下げるという見方が56%となっていた。しかし、1ヵ月前からそう言われながら、ジリジリと高値を更新してきたのも事実。いつもこの調査を追いかけているわけではないので不確かだが、56%という数字は、一時より警戒が薄れてきているという数字に見えるのだがどうだろう。いずれにしても実需を主体とした相場観に立つか、投資分野を主体とした相場観に立つかで結論も分かれそうだが、みな一様に“先行きは高いです”という話になる。その点でも、今週取り上げたGFMSのプレゼンは、相当に慎重見通しだった。当方は、実需、投資双方の取り混ぜての判断だが、はっきりしろと言われれば金融寄りの判断。
宝飾が減っても、スクラップも思ったほど増えなければ、供給サイドのプレッシャーは後退する。価格が上昇、それにつれてスクラップも増加という図式は必ずしも当てはまらないと思う。NYコメックスにしてもファンドのネット・ロングばかりに関心が集まるが、それ以外にも“おやっ?”と思うことが起きているのだが・・・。
そろそろ、準備をして出掛けます。
金が高値を維持すればスクラップも「もったいない」と減るんじゃないでしょうか?
それで「金歯も買い取ります」になったのでは?
二人の姪に「はたちのお祝い」で金のネックレスをプレゼント、売られてないと思うけど…
保有金が公開されているとおりなら米国の金保有量は世界最高であり金本位回帰による新通貨発行もありうると思っていました。
ただ、現状は信用乗数を高めた国家的レバレッジ運用で米国内金融機関の損失補填中と思われ、過度なドル安も信用経済の延長線上と思える点でこのままでは二つの選択肢が残されているように思います。金本位回帰は大技ですが・・・
基軸通貨としての信用と金融に関しての実力が大きいだけに米よりも日本の方がどちらに転んでも負の影響は倍加すると思われ頭が痛いです。
まさに、日本は先端技術やものづくりであって高度に政治的な国際金融には対応不能と感じます。そう言う面でも円は持ちづらいと感じます。
何か他の道があれば、この国の将来を期待して円資産に戻るつもりですが・・・