NY金は小動きレンジ相場にとどまっている。今週は週初めから同じトーンの相場が続いている。いわゆるイベント前の模様眺め。本日は、FOMCの声明文がワシントンの現地時間14時(日本時間明朝3時)に発表され、その後パウエルFRB議長の記者会見が行われる。バイデン大統領の施政方針演説は、夜のいわゆるゴールデンタイムの時間帯21時(同29日午前10時)からの予定。
国民の注目度の高いスピーチで、第3弾になる1.8兆ドル(約195兆円)規模の「アメリカン・ファミリーズ・プラン」を発表す見込みだ。家計サポートに力を入れるもので、その財源に富裕層増税を盛り込むことで中間層以下の支持を高めようとの戦略のようだ。
4月29日で政権発足100日となるが、ここまでワクチン接種目標の前倒し達成や、外交面でも矢継ぎ早に動きをとっており、前政権との比較で圧倒的なスピード感の違いは明らかだ。本来的に2月中には終わっていてもおかしくない施政演説をこのタイミングに持ってきたのは、まさに戦略で、ここまでの成果をアピールするとともに、家計の耳に優しい政策を披露しようというものか。あわよくばさらに支持を上げ、共和党との予算審議を有利に運ぼうとの戦略だろう。周到に準備されたものといえる。
オバマ1期に国際金融危機の後の景気後退期にも関わらず、テコ入れ策の規模は小さく、回復に手間取る一方で、政策的には政治的理想に走る形でオバマケアに重点を置いたばかりに、翌年の中間選挙に負けてしまった失敗から学んだ、学習効果というべきか。この100日の間にやってきたことを上げると、いずれもこれから本腰を入れるものだが、打ち上げた花火の数は多い。
どんな展開になるか興味深い。
さて足元の相場は、FOMCを前に債券売りが先行しており、米長期金利が上昇傾向を強めている。日本時間の午後9時前の時点で1.632%となっているが、これが明日の朝にどうなっているか。早めに寝ませう・・・・・。バイデン打ち上げ花火への市場の反応は如何に!その前にFOMCがある。
国民の注目度の高いスピーチで、第3弾になる1.8兆ドル(約195兆円)規模の「アメリカン・ファミリーズ・プラン」を発表す見込みだ。家計サポートに力を入れるもので、その財源に富裕層増税を盛り込むことで中間層以下の支持を高めようとの戦略のようだ。
4月29日で政権発足100日となるが、ここまでワクチン接種目標の前倒し達成や、外交面でも矢継ぎ早に動きをとっており、前政権との比較で圧倒的なスピード感の違いは明らかだ。本来的に2月中には終わっていてもおかしくない施政演説をこのタイミングに持ってきたのは、まさに戦略で、ここまでの成果をアピールするとともに、家計の耳に優しい政策を披露しようというものか。あわよくばさらに支持を上げ、共和党との予算審議を有利に運ぼうとの戦略だろう。周到に準備されたものといえる。
オバマ1期に国際金融危機の後の景気後退期にも関わらず、テコ入れ策の規模は小さく、回復に手間取る一方で、政策的には政治的理想に走る形でオバマケアに重点を置いたばかりに、翌年の中間選挙に負けてしまった失敗から学んだ、学習効果というべきか。この100日の間にやってきたことを上げると、いずれもこれから本腰を入れるものだが、打ち上げた花火の数は多い。
どんな展開になるか興味深い。
さて足元の相場は、FOMCを前に債券売りが先行しており、米長期金利が上昇傾向を強めている。日本時間の午後9時前の時点で1.632%となっているが、これが明日の朝にどうなっているか。早めに寝ませう・・・・・。バイデン打ち上げ花火への市場の反応は如何に!その前にFOMCがある。