亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

日本財政、オオカミオッサンの戯れごと 

2021年02月15日 20時54分00秒 | トピック
一昨日の地震は東京では震度4だったが、驚いた。実は自宅で仕事関連の作業をやっており、小刻みの縦揺れを感じたので、おや!!と思って1、2秒の間があって大きな横揺れが来た。スマホのエリアメールなどは来なかった。

さらに驚いたのは、震源が東日本大震災の震源域の近くで余震だということ。というのも、まさに素人考えだが、10年前にあれだけのエネルギーを放出したのだから、余震といっても、そこそこのものはあれ昨夜のような規模では起こらないと高をくくっていたからだ。

大きく揺れ始めたときは、南海トラフなのか東京直下なのか、いよいよかと、頭をよぎった。このところインド洋とか何とか海洋系?の地震が増えていた印象だったので、地球全体がそういう時間帯に入っているんだろうなどと考えていて、相応の覚悟はある。さりとて、褒められるほどの準備などはしていない。偶然にも11日の祭日に非常持ち出しのデイバックの水が、5年前くらい前のものであることに気付き、替えるということがあった。これとて片づけをやっていて偶然気付いたもの。虫の知らせ、というわけでもない。

揺れが収まってTV報道を見ながら思ったのは、このタイミングでの大震災は通常よりも大事(オオゴト)になりそうだということ。新型コロナと重なるという我らの衛生面や健康面ではなく、国家財政の健康面でのこと。

我らの国は、3月に締める20年度に3度の補正予算で175兆円の予算規模となった。税収見通しは55兆円とされるが、届かないのではないか。イエレン米財務長官もパウエルFRB議長も今こそ財政出動だと、声高に訴えているのでそうなのだろう。しかし、我らの政府はこうしたことを繰り返し、今回、さらに規模が大きくなったわけで、さすがにこれ以上は・・・という大盤振る舞い状態にある。21年度予算案の歳出案は106兆円だが、これで収まるのかというと疑わしい。税収見込みは57兆とされる。こうした状態で今後数年内に再び大震災などということになったら、アウトかも。予想は難しいが、財政破たんに伴うインフレかもしれんが、海外資産(ドル資産)を取り崩すことで国際金融市場は大波乱に陥ることもありそうだ。日本財政の地下でうごめく負のエネルギーは、想定より大きそうだ。

本日は、地震に驚いて筆?が走ったオオカミオッサンの戯れごと。NYは休み。

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