今夜は日本時間の夜に入りスルスルとドル円が100円に迫り突破というイレギュラーな動きがあった。もっとも、ドル・インデックス(DXY)が94ポイント台に入ったので、ドル円だけの動きではなく、主要通貨に対するドル安という動きだった。何があったか背景は不明だが、とにかくドル売りの流れ。こうなると金も反応し、ジワジワと1340ドル台後半に水準を切り上げていた価格は一気に1350ドルを突破という展開に。相場のことは、相場に聞け、という展開。商いの薄い中で、突飛な動きも起きがちではある。
昨日は原油高、株高のリスク・オン環境の中で金は反発となった。NY連銀製造業景況指数がマイナス圏に落ち込む中で、ドル売りの中で金が買われるかと思ったが、反応は限定的だった。しかし、その後のNY株3指数ともに最高値更新という株高の中で金が買われたのは、行って来い状態となった先週金曜日の状況が、むしろ売られ過ぎということで自律反発というふうに見えた。今週は、明日のFOMC議事録がポイントに。