先週末に発表されたNYコメックスでのファンドの買い越し残は重量換算にして316トン(3月6日時点)となっていた。前週が441トン(2月27日)だったので1週間でネットで125トン手仕舞いされたことになる。これをどう捉えるか。これだけの規模の益出しの売りにさらされながら引け値ベースの安値は639.2ドルを保った(したがって強い)と考えるか、いやいや調整半ばにつき、まだ300トン以上のネットロングは重かろうと考えるか。おそらく今回の強制的な(?)振い落しは、あのまま更に上値を伸ばしていると、より調整幅が大きくなっていたと思われるので結果的には良かったということになりそうだ。とはいえ国内は円高とのダブルパンチにつけ短期的な下げ幅は大きかったのは否めない。それまで円安、ドル建て価格の上昇という“ええとこ取り”してきただけに、暖冬に慣れた体が通常の気温に戻っただけで音を上げたというイメージ。2月の米雇用統計は市場予想に沿ったものとはいえ、別に良かったわけではないので、環境は急落前と変わってはいない。
先週ポールソン米財務長官が慌ただしく日韓中と回ったが、中国関係者がどのような発言をするか注目していたが、新しい外貨運用機関を立ち上げても米国債への投資は続けるんだとのコメントが出てきた。そうとしか言えないよね。特に今は。この環境での発言は慎重に!ということで意見調整に中国にやってきたのだろう。とりわけ中国サイドのメディアへの対応が心配なんだろうが、まさか市場を混乱させるような落ち度はないにしても、市場経済化といっても日が浅いので、念には念を入れてということだろう。これだけ気を使わないといけない存在になってきたということか、規模がね。ポールソンという人は適任だったね。ゴールドマンサックスが、中国関係でも伸してきているように見えるのは気になるけど。
先週ポールソン米財務長官が慌ただしく日韓中と回ったが、中国関係者がどのような発言をするか注目していたが、新しい外貨運用機関を立ち上げても米国債への投資は続けるんだとのコメントが出てきた。そうとしか言えないよね。特に今は。この環境での発言は慎重に!ということで意見調整に中国にやってきたのだろう。とりわけ中国サイドのメディアへの対応が心配なんだろうが、まさか市場を混乱させるような落ち度はないにしても、市場経済化といっても日が浅いので、念には念を入れてということだろう。これだけ気を使わないといけない存在になってきたということか、規模がね。ポールソンという人は適任だったね。ゴールドマンサックスが、中国関係でも伸してきているように見えるのは気になるけど。
私の疑問はこう、なぜ東アジアに共産党独裁政権が2つ生き残っているんだろう、と。
儒教の国にとって、資本主義も共産主義も白猫か黒猫かの差しかないんだ、と思いました。
ランランさんのコメントをまとめると東アジア情勢の歴史と今後、って思えます。
中国についていえば、共産党政権が全土統一を果たし、ソ連と袂を分かち大躍進政策をかかげ、自給自足をめざしたけど、人民が餓死する事態になった。飢饉が招く人口爆発・政権闘争を経て「白猫でも黒猫でも」「敵の敵は味方」と言うわけで資本主義諸国と手を結び今の高度成長に至っている。
とても大きな括り方なので乱暴ですが、中国に新たな歴史書が出たと言う事で私は今大注目なんです。
日本の歴史からも「鎖国」が消えるかもとか、東アジアの2大国が歴史認識を修正してくる。アジアは今ダイナミックに動いてます。山あり・谷あり、いろいろ大変です。
今も昔もこれからも。「金」のチャートよりスゴイです。
歴史って面白いですよ。
司馬遼太郎はお好きですか?
K先生、横レス失礼いたしました。
儲けも損失も極端に振れやすい先物には、自分は手が出ません。現物投資のヘッジ売り程度なら、やってみたい気持ちもありますが、中々、先物業界の雰囲気に呑まれそうです。
急落した時は、少しでも買い足しています。
そうやって、少しでも量を増やす。コツコツと現物投資をするのが気楽です。
さて今夜のNYCはどうなるのか、、現物を買える人が羨ましー、でも近いいつか気楽な現物をなんて今日も思ってます、、第一商品は来週から4月の20日まで買いだけ出来ないそうなんですが買いが多いその会社が買えないとなると売る方も売り残を整理するのに時間がかかるかもしれませんね、、どうなんだろう?
TOCOMの内部要因くらいでは。。。
白金の10月、第一が突出して買い越してるのに(2000枚)、何にも動かないですから。
前も岡地が業務停止のとき、ゴムが荒れるかと思ったのですが、何も無かったです。
ささやかさん、私も「坂の上の雲」何回も読みました。
このアジア共産論は中公からでてるベトナム論の中にありましたね。