亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

急伸中

2007年09月28日 23時57分09秒 | 金市場
先ほど戻って自宅からの更新。この時間スポット価格が745ドルまで来ている。驚きのピッチの速さ。昨日の日経平均のように四半期末のウィンドウ・ドレッシングという言葉が浮かぶが、果たしてどうか。まぁ、コモディティ全般が買われている様子なので金特有の動きというわけでもないのか?ユーロが1.42に乗っている。明らかなドル安。・・・となると期末とはいえ日本時間の昨夜実施された異例の中銀(FRB)による市場への流動性(資金)の供給が気に掛る。「そこまでひっ迫しているのか=状況は悪いのか」という図式が浮かぶからだ。数時間後に発表されるCFTCの残は、500トンを大幅に上回り、過去最高に到達している可能性大。一般的には調整局面。どこまで突っ走れるのか、見もの。

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4 コメント

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猜疑の中に育つ (ささやか)
2007-09-29 11:20:11
2005年10月から翌年5月まで約6か月余で、金価格は450ドルから730ドルまで300ドル以上一気呵成に上り続けた。
いろんなエピソードを挿みつつ。
650ドル超えた時は「いくらなんでも行きすぎ」と思うのに、相場は上がり続けて…
猜疑の中に相場は育つって云う状況でした。
今年もそうなるのでしょうか?
あの頃は富士登山の感じで、今思うとのどかなものでした。
今やエベレストに登ってる感じです。
思えば、はるばるよくついて来ました。
ゴールドだからこそホールドし続けられた気がします。
700ドルは達成したけど、3千円は?
イケル・イケナイ?花占いでもしたい気分です。
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インフレファイターはどうする? (いつも拝見しております)
2007-09-29 14:18:28
お疲れさまです。

ユーロが文句言ってます。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28120720070929?feedType=RSS&feedName=topNews

それを受けてじゃないでしょうけど・・・
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=adewCnaYKuJ8

さらに自分のことは棚に上げ・・・
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28123420070929

次回FOMCの決定が待たれますが、金融市場の騒乱の中、「金」は淡々と高値更新の流れ・・・今は、売り場か買い場か神様にしかわかりませんね。
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G路線の反動 ()
2007-09-30 22:16:50
地区連銀の総裁の“口を借りて”利下げ期待をけん制しているようにも取れますが。バーナンキFRBは、グリーンスパン流の「市場との対話」の後遺症に悩んでいるのではないかと。先読みされることで、期待を違えると混乱を大きくする可能性がある。さりとて、中銀の政策は株価や債券価格の維持のために行うものでもなし・・・。まぁ、G路線を踏襲すると就任会見で言ったことでもあるし、已むなしか。
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不景気を望んでいる一部地区連銀 (いつも拝見しております)
2007-09-30 23:38:00
お疲れさまです。

一部連銀メンバーの発言を聞いていると景気が悪くなるのを望んでいるように聞こえますが、バーナンキ議長はすでに逆資産効果に触れており、おそらく利下げと思ってます。日本のバブル崩壊時における逆資産効果の恐ろしさを知っていると思います。見送ったとしても市場が反応すればさらなる切り下げ圧力が高まることを思えば、小幅であっても切り下げると個人的には期待しています。G路線ではありますが、基本的にFOMCが切り下げると連続するという思惑もあります。また、クリントン政権時であれば黒字財政からリセッションに入りやすかったのですが、現政権の放漫財政の中で後退局面を迎えるリスクも気にしているのではと考えてます。
気にかかるのは中国とインドの海外投資の状況です。有り余るドルを投資したがっているようなので・・・
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