「"the worst is likely to be behind us,"最悪期は脱したようだ」。ポールソン米財務長官がウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューに際してこう語ったという。4月初旬から中旬にかけて大手銀行や証券のトップが決算発表に際して「(まるで口裏を合わせるかのように)最悪期を脱した」と発言していたが、政府関係では初めてだという。もともと中銀総裁に比べて財務相には縛りは少ないし、政権内部は悲観的な見通しを表明しにくいのだが、そろそろいいかな、、、と。正常化には程遠く、時間が掛ったとしても最悪期は脱したというのは、希望的観測はあれ、そのとおりと思う。より具体的には、資金繰りが良くなり保有商品の投げ売りをしなくてよくなったということ。また、(難しく書くと)それによる市場の合理性を欠いたような価格がつく状態が緩和されたということだろう。休み前に書いたが、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の高止まりについて、本日の日経朝刊(国際2面、7ページ)「金融緩和効果 弱める」との見出しで取り上げられているが、こうした状況は正常化には時間が掛かることを示しているし、だからこそ中銀による繰り返し金融市場への資金供給の拡大は続いているということ。この予防的措置は簡単には止められず、むしろモラルハザード(金融機関のほうが甘えてしまう)すら心配しなければならないところまで行く可能性もありそうだ。
昨夜は米国に12ある連邦準備銀行のひとつカンザスシティー連銀のホーニグ総裁が講演でインフレに対する警戒から引き締め策の必要性を訴えたとかで、ドルが買われ、金が売られたという話なんだが、片方でそう簡単には引き上げはできない環境が続いているわけ。ちなみにカンザスシテー連銀総裁は、今のところFOMCでの投票権は持っていない(NY連銀総裁以外は持ち回り)。
・・・・と、ここで中断。ここ数日更新しなかったので、後ほどまた書きいれましょう。
昨夜は米国に12ある連邦準備銀行のひとつカンザスシティー連銀のホーニグ総裁が講演でインフレに対する警戒から引き締め策の必要性を訴えたとかで、ドルが買われ、金が売られたという話なんだが、片方でそう簡単には引き上げはできない環境が続いているわけ。ちなみにカンザスシテー連銀総裁は、今のところFOMCでの投票権は持っていない(NY連銀総裁以外は持ち回り)。
・・・・と、ここで中断。ここ数日更新しなかったので、後ほどまた書きいれましょう。
中国株が思いっきり下落して、中国のインフレも進んでいるようなので、アメリカのサブプライムとリンクしているのかどうかも含め、分析が必要です。
その中国の胡錦涛主席が来日中ですが、よく見ると彼の掛けているのは金縁眼鏡ではありませんか。やはり中国人は金が好きなんですね。でも今時、金縁眼鏡は珍しい。