昨日に続き自由貿易交渉の話だが、いま日経が「自動車クライシス」と題して一面にて特集を組んでいるのだが、本日はルノーやプジョーシトロエンを抱えるフランスの話題から始めていた。どうも各国ともに「緊急避難」すなわち非常事態を前面に押し立てて保護主義的な動きに入るのは止められそうになくなってきた。記事には触れられていないのだが、EU(欧州連合)には「EU競争法」という「平等な競争環境の確保」という観点から、特定産業に対する政府支援を原則的に禁止している法律がある。それが、今回の事態に個別国の政治的要請に欧州委員会が押し切られ形骸化しつつあるという。元より域内の保護主義を排除し自由競争を確保しようという理念に基づいているが、今回の急激な景気の悪化、しかも周辺産業を含めると大きな雇用を抱える産業の急落の下では、そんなきれいごとは言ってられないという状況になっているようだ。(過去にも様々な問題を乗り越えてきたように)どこかで“欧州の理性”とでも表現できるものが働くのだろうが、現段階ではやはり保護主義的な機運が高まっている。無理からぬこととは思うものの、なかなか現実は机の上で考えるようにはいかない。理想と現実のギャップ、理屈と実際の市場のギャップということを、来年は今年以上に感じることになりそうだ。
今週、住まいの近所のクリーンニング屋に行ったのだが、返却する洗濯物が少なくなっていて壁がガランとなっていた。何かあったのかと、「エラクすっきりしてますね?」と聞くと「景気が落ちて減っているんです」ということだった。頻繁に行っているわけではないのだけど、こんなのは初めて。こんな所まで・・・という感じ。いよいよ「合成の誤謬」だ。
まったく関係ない話題だけど、最近ハンバーガーの広告で「日本のハンバーガーよ、もう遊びは終わりだ」というキャッチのものを電車などでよく目にするのだが、見るたびに思っている。「遊びにしたのは、お前じゃないか!」。
今週、住まいの近所のクリーンニング屋に行ったのだが、返却する洗濯物が少なくなっていて壁がガランとなっていた。何かあったのかと、「エラクすっきりしてますね?」と聞くと「景気が落ちて減っているんです」ということだった。頻繁に行っているわけではないのだけど、こんなのは初めて。こんな所まで・・・という感じ。いよいよ「合成の誤謬」だ。
まったく関係ない話題だけど、最近ハンバーガーの広告で「日本のハンバーガーよ、もう遊びは終わりだ」というキャッチのものを電車などでよく目にするのだが、見るたびに思っている。「遊びにしたのは、お前じゃないか!」。
1、団塊の世代の退職:クリーニングの必要な服を着る機会が激減。団塊世代の家計に占めるクリーニング代は退職で減りました。これは実感です。
2、食料品・日用品価格の上昇:コアCPIには反映されないと思いますが、この1~2か月スーパーでは物価上昇している感じです。一見値段は変わらないけど製品の正味が減っているのです。節約しにくいモノの値上がりが家計を圧迫しているのでは?
我思うには商品価格高騰を見込んで仕入れたモノの在庫投げ売りが一巡して製品価格に転嫁出来る状況になったのかも、という事。またいろんな製品を造る機械が小さめサイズの製品製造機械に更新完了したのではないかという事。つまり日本の世帯構成員減少に対応する企業姿勢が確立しつつあるでは?(トイレットペーパーが60mから50m標準に↓なりました)
以上、毎日スーパーへ行き家計簿をつける立場から見た街角ウオッチングです。
原油が35㌦になりました。オイルショックの時の値段が35㌦だったように記憶しますが?…あの時金は5・6千円だった?古い事でよく思い出せないですが。