予定通りECBは金利引き上げ見送り。米欧同時に市場に資金放出。まさに連携プレー。グローバル化した金融の世界にあって金融政策も個別対応では効果は薄く、相互の整合性を求められるということ。結局、今夜の雇用統計を待たず、米国の利下げを先読みする為替市場(ドル安ユーロ高)に金市場は追随。昨夜のNYもファンドの積極関与。大台突破はオプションのヘッジ。700ドルの「コール」を発行していた向きは、オプション料をもらってメデタシ、メデタシという段取りがスルスルと価格が上昇。これはタマランと買いの手を振る。そこにショート・カバー(空売りの買い戻し)にモメンタム狙いの新規のロング(買い建て)。悩ましいのは、ETFの急増。5日の13トンに続き6日は14トンと連日の大量買い。NY証取のGLDだが、今後の動きにもよるので一概に判断はできないが、この動きは2006年1月の500ドル台前半を通過する際に見られたものと似ている。足元の相場が昨年5月に700超まで駆け上がったものと異なるのは、すでに600ドル台中段での揉み合いを10ヵ月以上続けてきたという点にある。勢いで一気に駆け上がったものとは異なり、新たな価格帯の市場の受け入れ余地は格段に上がっているといえる。それでも値固めは必要だろう。
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今回の上昇相場参加してないので残念です。ただ、アメリカの雇用統計が予想以上の下落を見せ今は金融市場にそれなりのインパクトを与えています。この後の市場動向を注視するしか今は出来ません。ただ、日本株式市場の低迷は深刻です。特に新興市場はボロクソで上場企業規模が小さいだけに内需関連中心の構成を見れば、国内内需に対する期待のなさを感じさせます。円高不況を受けて不動産という受け皿がバブルを作ったとすれば、今回何が受け皿になれるのかという命題に何もないじゃないかと市場は答えているように感じます。国内の受け皿探しに日本公債という選択肢が選ばれたとすれば、それはまた暗黒の景気後退を意味するので出来れば回避してもらいたいと思います。願わくはそんな状況になるよりも朝には何事もなかったように「金」もダウも高値更新していることを祈ってます。
相場って秋になるとどうして弱いんでしょう。この状態は10月一杯は続きそうですね。
今一番の問題は為替の乱高下です。日本株はひどい落ち込みですが、為替が「円高で安定」すれば、日本株の割安感が世界の投資資金から見直されるはず。
といって、世界の株価は秋の低迷状態が続くのでしょう。でれでれの低迷だが、恐慌に繋がるような大暴落もないわけで・・・。
だから金価格700㌦突破でも、現物しっかりキープでの様子見。
昨日のNY市場は商品が上がってるにもかかわらず、株価が暴落し為替も売られ、債権だけが堅調なんてスタグフレーションを思わせる動きでした。雇用市場も調整を迎えたようで、来週のFOMCが余計に気になります。願わくはドル円が110円台に入らないことを祈るばかりです。FXが飛びましたが投信、特に大きい外債投信が飛べば大変なことになるでしょうからそれは避けて欲しいと思います。
しょうがないんでしょうね。
神様は沈黙がお好きなんですもの。
庶民は自力で生き延びるしかないです。
FX全滅かと思いきや、ロイターの個人投資家調査ではそうでもなさそう…意外感にうたれました。
FXのこと、外人さんは‘ミセス・ワタナベ’と呼ぶんだとかー法廷でも税制の不公平を訴えたとか、(私はアッパレ!と思いましたが…)
モノ言う国民が増えたらこの国も変わるんでしょうが…道遠しといえども。
バーナンキ氏が日本の金融を研究し、何を学ばれましたか…現職において実践を問われ、日銀も過去の過ちから脱出できますか
金がまた700ドルになった…
でも、なんだか、苦い味がします(・_;)