亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

夏の太陽が顔を出した

2005年07月15日 07時48分15秒 | 金融市場の話題
(07:30)きょうは朝からギラギラ太陽の様相。夏本番の雰囲気になってきた。一足早く梅雨明けしている沖縄方面にいた太平洋高気圧がのしてきた。なんと今、遠くからセミの声が聞こえる。初セミだ(?)
昨日の米5月の貿易収支、そして6月の財政収支の改善についで、今日は消費者物価横ばい、6月の小売売上高堅調で雰囲気が変わってきた。とくに事前に改善が予想されていた財政収支ではあるが赤字見通しの減額は、予想以上の税収増を意味し、素直に景気好調を反映してのものと受け止めるべきだろう。絶対額に注目するとそれでも問題であることに変わりはないが、金融市場とりわけ株式や為替は事態の変化を比較でとらえ方向を読もうとする(織り込む)ので、こういう変化は体質的に好感される。小売売上高にしてもGMの安売りが自動車の数値を押し上げたことがあるとしても、上がったものは上がったんだと、ここは素直に受け入れねばならない局面だ。これとて循環が早くなっているので、株価に“振れ”も予想されるが、やはり指数より個別物色という流れは続く。
最近、日本企業の新技術(とそれを使った新製品)の発表が目に付くが、そういう時間帯(循環)に入ってきているのを感じる。どんどん新技術を取り入れた商品が開発され市場に投入されてくるので、うかつにデジタル家電製品を買えないというようなことを5月に書いたが、そうした技術力のある企業が素直に評価され、株価も上がる循環に入ったということか。

話は戻るが、個人的には米国の雇用が予想以上に堅調さを持続していることを再評価すべきなのかと迷っている。いまは戦時経済につき循環が早くなっている、が昨年後半からの持論ではあるが、だてにカネを使っているんじゃないということか。それと原油高により新たに生まれたマネーフローがうまく機能しているように思う。本日は、終日セミナー(研修会)で張り付き。夏の太陽が顔を出したら、その暑さに金ちゃんはしおれているが、こっちは一足はやく夏休み中。
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3 コメント

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本日はありがとうございました。 (MANGA)
2005-07-16 22:58:51
 亀井幸一郎先生。本日はわざわざ熊本支部の継続研修に講師として来ていただきましてありがとうございました。熊本の夜は楽しいでしょうか?

 やはり、先生のブログへトラックバックしようとしたんですが、できない仕様になっているようですね。私のブログ「世の中は知っている者の味方!」の方に今日の感想は書いておきました。良かったら、ご覧ください。もし、お暇でしたら、私のもう一つのブログ「親を見りゃ、僕の人生こんなもの!」というのもご覧ください。こちらは映画とテレビの感想、八代市の話題とかを中心に書いています。「世の中は~」はFP的発想で書いているつもりなんですが。
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MANGAさん ()
2005-07-16 23:51:42
どうもでした。後ほど拝見します。一足早く私も皆さんと別れて帰ってきました。

そちらのブログは、このコメントにURLを貼り付けていただければクリックでそちらに飛べますが・・。
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あっ、本当だ! (MANGA)
2005-07-17 10:00:47
先生、コメントありがとうございました。昨日私が書いたコメントの「MANGA」のところをクリックしていただくと「世の中は知っている者の味方!」の方へ飛べるようになっていますね。今日のコメントの名前の欄のでは、私のもう一つのブログ「親を見りゃ、僕の人生こんなもの!」へ飛べるようになったようです。ブログって会社によってちょっとずつ違っているので戸惑うことはありますね。これからもよろしくお願いいたします。
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