注目指標が多い今週の米経済指標。その初っ端が先ほど発表された個人消費支出(PCE)、個人消費支出物価指数(PCE物価指数)さらにコアPCE物価指数だった。
まず4月の個人消費支出は前月比で0.4%増と予想に沿ったものとなった。12月以来4ヵ月ぶりの高い増加率となる。3月は当初の前月比横ばいから0.3%増に上方修正された。個人消費の減速が1-3月期の懸念事項のひとつだったので、この持ち直しはFRBの6月利上げを後押しするものといえる。
個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は、前月比で0.2%上昇と前月の0.2%低下から反転。前年比では1.7%上昇となり3月の1.9%から低下となった。FRBが物価指標として重要視する、食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは、前年比1.5%上昇と3月の1.6%上昇から低下。FRBが目標としている2%には、隔たりが大きいといえる。
この結果を受けたNY金は、先週末に水準を切り上げていたこともあり、売りに押され小幅安で推移。
この後は、コンファレンスボード消費者信頼感指数が注目だが、このところ株高も続いているので目立った変化はなさそうだ。それよりもハト派で知られるブレイナード理事の発言が明朝に予定されているが、この人が6月利上げ方向の発言をすると決定だろう。
まず4月の個人消費支出は前月比で0.4%増と予想に沿ったものとなった。12月以来4ヵ月ぶりの高い増加率となる。3月は当初の前月比横ばいから0.3%増に上方修正された。個人消費の減速が1-3月期の懸念事項のひとつだったので、この持ち直しはFRBの6月利上げを後押しするものといえる。
個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は、前月比で0.2%上昇と前月の0.2%低下から反転。前年比では1.7%上昇となり3月の1.9%から低下となった。FRBが物価指標として重要視する、食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは、前年比1.5%上昇と3月の1.6%上昇から低下。FRBが目標としている2%には、隔たりが大きいといえる。
この結果を受けたNY金は、先週末に水準を切り上げていたこともあり、売りに押され小幅安で推移。
この後は、コンファレンスボード消費者信頼感指数が注目だが、このところ株高も続いているので目立った変化はなさそうだ。それよりもハト派で知られるブレイナード理事の発言が明朝に予定されているが、この人が6月利上げ方向の発言をすると決定だろう。