本日は久々に夜のセミナーだった。レジュメが出来上がったのが直前。いつもニコニコ、嫌な顔ひとつしない担当のWさん、いつもすんません。たまにここに書き込みをしてくれる、名前で本人が特定できる数少ない人であるブル氏にも、久々に会い意見交換。日経平均の本日の上昇幅から話を始めたのだが、(メモ書きは作らないので事前に予定しているわけではないが、会場で決定)上げ足が伸び悩んだのは、昨夜の政策に対する信頼度の表れか・・と。かつて日銀が金融機関のサポートのために最終段階で(一応優良企業に限るということで)手形を買い取ったことがあり、当時の総裁の出身企業のものが含まれていて話題になったという記憶がよみがえり、それを題材に民間の住宅ローン担保債券と米国債の交換について、話を進めた。そして「FRBがそこまでよく踏み込んだ」と交換比率について気になっており、それがまだ未定ということが判明という話には、結構、うなずいたり驚いたりしている方が多いように見えた。
それにしても来週のFOMCとの複合的な政策の一貫ということだが、ファニーメイ債の大量換金売りによる値崩れは、確かに一時的な需給の乱れがつくったイレギュラーなものかもしれないが、放置すると怖いことになりかねず、慌てたということもあろう。市場への資金供給手段と量を緩和し、その上で利下げ幅を縮小できれば、将来の政策手段を(利下げ余地)を温存することができるのは確か。しかし賦活剤のようなクスリを金融市場に与えているわけだが、やるたびにクスリが強くなっているのも事実だろう。これは中銀の抱えるリスクが増していくことを意味する。今回の処置の当座の平穏の、“当座”はどの程度のものとなるのか。モノライン問題の処理など、この面でも時間との勝負ということか。いずれにしても金市場にとってはテイル・ウィンド(フォローの風)という話をさせてもらった。問題はバランスシートの上のことであって、資金供給の緩和は側面支援にすぎず、解決策は傷んだものを切り離すことしかない。つまりそれらを買い取る(引き受ける)リスクテイカーが必要ということ。
それにしても来週のFOMCとの複合的な政策の一貫ということだが、ファニーメイ債の大量換金売りによる値崩れは、確かに一時的な需給の乱れがつくったイレギュラーなものかもしれないが、放置すると怖いことになりかねず、慌てたということもあろう。市場への資金供給手段と量を緩和し、その上で利下げ幅を縮小できれば、将来の政策手段を(利下げ余地)を温存することができるのは確か。しかし賦活剤のようなクスリを金融市場に与えているわけだが、やるたびにクスリが強くなっているのも事実だろう。これは中銀の抱えるリスクが増していくことを意味する。今回の処置の当座の平穏の、“当座”はどの程度のものとなるのか。モノライン問題の処理など、この面でも時間との勝負ということか。いずれにしても金市場にとってはテイル・ウィンド(フォローの風)という話をさせてもらった。問題はバランスシートの上のことであって、資金供給の緩和は側面支援にすぎず、解決策は傷んだものを切り離すことしかない。つまりそれらを買い取る(引き受ける)リスクテイカーが必要ということ。
今回の対策、効き目が非常に短かったように感じられます。最後の特効薬としてはこれが一番ですね。これが効かなければ崩壊です。緊急協調ドル買い介入が行われれば持ち直すかもしれませんが、どう見ても泥棒に追い銭としか思えません。最終的にデフォルト宣言が出ないことを祈るばかりです。
円高 $1=¥99.95
12年4ケ月ぶり とは!
これからもよろしくお願いします。