今年の年末は、FOMCのイベント性が強すぎて、株式市場など、なんだかひと山過ぎたという印象が強い。戦い終わって日が暮れて・・・・という感じ。しかし、マクロ的にはしばらくしてから影響が出てくるので、市場の反応としては初期反応はあまり当てにはならないのではないかと思っている。原油にしてもWTIが20ドルまで下がるとか言われ始めてカバーが入り若干戻しているが、これまでも同じパターンを繰り返しながら下値を切り下げているので“まだ”かな。ショートを抱えたままの金は、FOMC後のファンドのポジションの変化が注目だが、クリスマス休暇の影響でCFTCの発表は今週。当日はカバーされたものの、翌日は売り直されたのでどんなことになっているのやら・・・。
NY株の方はダウがこのままでは年足が陰線になるので注目されているようだが、プラス圏に入っているS&P500種にしてもアマゾンとかアップルなどごく少数の銘柄の大幅上昇で保っているので、結局パッとしない1年ということになりそうだ。WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)は先週、配当などを抜いて今年のベストはキャッシュ(現金)だったというような記事を載せていた。