マクロビオティックな歯医者さんの食と暮らし                   食養塾 無何有庵の日々

無(む)と空(くう)の癒しの時間の中で、心食動息の一つ一つを共に考えていきたいマクロビオティックなスペース。

初めての試み…

2012年02月10日 15時13分06秒 | スタッフのブログ
今日、娘の口の写真の撮影に成功しました

1歳3ヶ月なので今まで拝見した方の中でも最年少記録です。

玄米食をして本当に歯列に隙間ができる成長が遂げられるのか
寝ているときに写真が取れると分かったので、今後時々記録を付けてみたいと思います

1歳頃の写真を撮影し、経過を見るのは初めての試みです

2011.2.10現在
1歳3ヶ月女児
食事内容
主食=玄米おかゆ(時々白米おかゆ)
副食=舌でつぶせる程度の大根人参などのお野菜
間食=週に一回もない
   あっても、みかん一口程度
飲物=うすめの番茶&母乳
   ジュースは飲まない
ブラッシング=歯ブラシは一日一回遊びでするかしないか程度
       仕上げ磨きよりも自分で磨く方が好き


上の歯


B~B 4本




気持ち噛み合わせ方向より撮影

《現状》
1.上顎AA(真ん中2本)の間に少し隙間
2.両側AB間は隙間がない
3.歯面へのプラーク付着は極少量


下の歯

2本

《現状》
1.AA間スペースなし
2.歯面へのプラーク付着は極少量

《経過観察ポイント》
上下共に今はスペース不足
広がってくるのか?

軟食傾向であれば歯面にプラーク(歯垢)が付着しやすいものです。
現在、リハビリ継続中のため、舌でつぶせる程度のかたさのものしか食べていませんが、
プラーク付着量は凄く少ないです。

『食べたら歯磨き』
とよく言われますが、食べる内容によって、プラーク付着状況は異なります。
よく観察すると、食べ物により、プラーク付着量・質・付着部位が特徴があります。
プラークを見て、食べたものが分かってしまう程です。
どんなに歯ブラシがお上手な方でも、100%磨き残しがないようにブラッシングすることはまず無理です。

『プラークが付かない食事』
をするかしないかは、身体・精神面共に大きく成長しているこの時期には非常に重要なことだと感じます。


また、子供に食事を噛み砕いて与えること。
賛否両論ありますが、私は、噛み砕いて与えています。

私の口の中にも、虫歯・歯周病の病原菌は存在します。

昨今、病原菌をやっつけるような薬効成分のある歯磨剤や含嗽剤が多く出回っていますね。
身体は無菌状態では成り立ちません。
出産した時点で、母体の持つ細菌に赤ちゃんは感染します。
しかし、病原菌ばかりでもありません。
腸のなかにも善玉菌・悪玉菌が共存するように、お口でも身体でもさまざまな菌が均衡を保って共存しています。

虫歯や歯周病が重症なお口の環境で、噛み砕いて食べ物をあげることをお勧めはしません。
虫歯や歯周病があるのであれば、治療を必要とする場合もありますからね。

お口の環境が整い、いい細菌叢を保てる状態ならば、噛み砕いて与えてもいいのではないかなぁ?
皆さんはどのようにお考えになりますか?