桐の花の咲く頃

2011年06月04日 | 日々のこと
 今日は友人の誕生日である。佐久ではこの日前後に桐の花が咲く。かって娘が生まれたら畑の片隅に桐の木を植えた物らしい。

 私のための桐の木もあった。祖父が植えてくれたとのこと。小学校近くに桐下駄を作っていた方がいらした。桐板を乾燥させるために、丸わるく積んであったのを見た記憶がある。

 上品な紫の花がどういう訳か好きだった。嫁いだ家の窓から隣家の桐の木があって、私を喜ばせた。のにである、その木もいつの間にか伐られてしまった。

 町に行くりんご畑の際の1本もいつの間にかなくなっていた。大方伐られて朽ちるのを待たれたのであろう。

 タンスの1竿にも下駄も必要が無くなったということなのかもしれない。

 桐の花を見て友人の誕生日を思い出していた私も、虫歯の日で思い出さねばならないのが最近のこと。

 先日高速を走っていて見たのである、群馬の高速のそばのの山中で紫色を。

 「山の中だから残っているのね」としばし夫と眠気覚ましの会話となったのである。

 そのうち絶滅なんてことありそう。

 嫁入り道具として桐の箪笥と下駄があった私の時代・・・・新品だけど使う予定の無い下駄を持て余しているのも事実。勝手口に下ろしてあるけど使わないんだわ。

 レトロファツションにでも興味を持つかもしれない孫世代にまで送る・・・やだねえ・・やだようと言われること必定かも。

 もうお誕生日がくるのがうれしいなんて思えないわ、と言うかも知れない友人に
「お誕生日おめでとう」とエールを贈りたい。

               依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


【 中島木材のホームページは こちら


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