原子力規制委員会(以後、規制側と呼ぶ)、敦賀第2原発の地下に活断層があるとして、再稼働に反対の姿勢を示した。それに対して日本原電(以後、再稼働側と呼ぶ)は、「初めに結論ありき」だと猛反発している。
私は職業柄、科学的に考えるように一応訓練されている。そのような者から見ると、規制側がいっさいの調査結果を公表しないまま、再稼働反対の態度を示すのは科学的でない上にアンフェアである。だから、再稼働側の言い分を理解できる。
では、調査結果を公表したらどうなるだろうか?たぶん、同じデータに対して、活断層であるという解釈と、活断層ではないという解釈が共に可能になるはずである。科学的なデータの解釈が正反対になることは、じつはよくあるのだ。
規制側は水掛け論になるからデータを公表しなかったのだろう。だとしたら、「初めに結論ありき」と反発する再稼働側の主張が、まったく正しいことになる。
規制側はいったい誰の意見を代弁しているのだろうか?再稼働側が電力会社の代弁をしていることは明らかだが、規制側が誰の意向に沿っているのかが、いまひとつ分からない。
科学的な考察が、世論や政治に左右されることは、いま始まったことではないけれども。
私は職業柄、科学的に考えるように一応訓練されている。そのような者から見ると、規制側がいっさいの調査結果を公表しないまま、再稼働反対の態度を示すのは科学的でない上にアンフェアである。だから、再稼働側の言い分を理解できる。
では、調査結果を公表したらどうなるだろうか?たぶん、同じデータに対して、活断層であるという解釈と、活断層ではないという解釈が共に可能になるはずである。科学的なデータの解釈が正反対になることは、じつはよくあるのだ。
規制側は水掛け論になるからデータを公表しなかったのだろう。だとしたら、「初めに結論ありき」と反発する再稼働側の主張が、まったく正しいことになる。
規制側はいったい誰の意見を代弁しているのだろうか?再稼働側が電力会社の代弁をしていることは明らかだが、規制側が誰の意向に沿っているのかが、いまひとつ分からない。
科学的な考察が、世論や政治に左右されることは、いま始まったことではないけれども。