Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

礼拝中につき注意

2008年02月25日 | バリ
 首里の円覚寺の礼拝で道路が渋滞し、あげくのはてにはパトカーまで出動して大賑わいになったことを昨日のブログに書いたが、ふと二週間前の金曜日に、バリのモスクの近くで撮影した写真のことを思い出した。「礼拝所あり、注意」と書かれた看板である。
 ここでいう礼拝所はイスラームの礼拝の場であるモスクのことである。ヒンドゥーを信仰する人々の多いバリでは少数派であるが、もちろんバリにもイスラームの人々はいる。むしろ、外の島から観光地のバリへ出稼ぎにやってくるインドネシア人が増え、イスラームの人々の数は以前よりも増加していると想像できる。
 私がたまたまモスクの前を通りかかった金曜日はイスラームの集団礼拝の日である。そのためどのモスクも礼拝の服装でたくさんの人々が集まってくる。当然のことながらモスク周辺は車、バイクで大混雑し、路上駐車もいっぱいである。そんな礼拝の日には必ず警察官が交通整理をしたり、時には道路を通行止めにする。写真の看板こそ、その時に用いられる写真の看板なのである。たった1枚の看板にせよ、その効果は絶大である。