Pの世界  沖縄・浜松・東京・バリ

もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

梅雨の玄関飾り

2008年05月27日 | 玄関飾り
 沖縄は数日前から梅雨に入った。そのとたんものすごい蒸し暑さで、とにかく家にいても研究室にいても汗が噴出してくる。東南アジアの音楽研究者がこれしきの暑さに負けてどうするか!とクーラーのリモコンに手を触れずにこれまでがんばってきたが、そんな努力もむなしく、除湿のスイッチを入れてしまった。10分もすると今度は快適すぎて、授業で使った本を図書館に返すために外出するのも面倒になる。いかん、いかん・・・。
 さて梅雨入りすると同時に、わが家の玄関飾りは、カエルとスイレンの立体的な飾りで縁取られた写真立てがお目見えした。なるほど、梅雨にカエルとスイレンとはなかなかイキな計らいである。たしかに季節感たっぷりといえる。この写真立ては、オランダの大学町ライデンにある動物をモチーフした小物を売る店でかみさんが購入したもので、久しぶりに写真立てを見るとそんなライデンの町並みが蘇って来る。大学から駅に行きときよくこの店の前を通り、たまに店屋を覗いたものだ。
 この写真立て、実はまだ写真が入れられていない。つまり写真立てとしての機能はまだ果たしていないことになる。しかし、重要なのは梅雨とカエル、つまり写真立ての飾りなのである。写真が入るとその縁取りの意味が薄らいでしまうではないか。ということで、わが家では梅雨が明けるまでの当分の間、写真ではなく、写真立てを楽しむことになりそうである。