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もの書き、ガムランたたき、人形遣いPの日記

TIFFANY & Co.――東京街歩き(1)

2008年11月23日 | 東京
 久しぶりに新橋から東京まで歩いてみました。もちろん銀座経由です。最近H&Mが銀座にできたというニュースを聞いて、たまにブランド店が立ち並ぶ銀座の街歩きでもしようと思い立ったわけです。H&Mは、ブランドとはいえ、私が考えるに高級ブランドではなく、「デザインがヨーロッパ風で安い」といった感があります。こういう言い方は失礼ですが、ヨーロッパのGAPみたいなものです。
 私の住んでいたライデンにも、近くのアムステルダムにも、とにかくちょっとしたヨーロッパの街にはたいていあるショップで、私もよくショッピングで利用しました。でも日本人には高級ブランドのようにも思われているのでしょう。入り口に人が列をなして入るのに順番を待っていたりします。なんだか写真を撮るのも悪くて素通りしました。
 H&Mから数十メートル先にはTIFFANY & Co.があります。日本の大手のデパートにはたくさんテナントとして入っていますから別に珍しくはありませんが、銀座のこの店を見て、1989年の12月初旬、ニューヨークの本店でかみさんに頼まれたアクセサリーを買ったときのことを思い出しました。地下鉄を乗りついで行った場所は、やはり銀座のような大通りで、店構えはとても立派だった記憶があります。12月ということもあり、美しいクリスマスデコレーションで街中が輝いてみえました。とにかくあの頃は英語が店員に通じるかどうかが心配でしかたありませんでした。サラリーマンだった頃で、スーツとネクタイという格好でした。
 買う品物は同じかもしれませんが、デパートのテナントよりも、こうして銀座のような場所にあるブランドショップとしての店構えの方がやはり買う気分もいいし、記憶にも残るのかもしれません。もちろん今回の「いでたち」は、Gパンに黒のGジャンにオーバーを羽織っただけ。なんだかそんな格好ではブランドショップに入りにくい・・・・もちろん、入るつもりはありませんでした。昔の思い出を楽しみながら歩くのが楽しい、そんな東京街歩きだからです。